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現代農業 【2025年8月号】農家がリアルに考えた 米の適正価格連日テレビのワイドショーを賑わす「令和の米騒動」。国民の関心がこんなにも米に集まっているのは、30年前の「平成の大冷害」以来だろう。「安すぎる米」に慣れ切った消費者が、「高すぎる米」を前に困惑している。 「こんなに高くちゃ生活できない!」と怒り心頭の声もあるいっぽう、主食たる米について、水田農業や農家・農村の現実について、「知らな過ぎた」「もっと知りたい」という気持ちも高まっている。じつは、農家だって戸惑っている。 異常な価格高騰を前に「これからいくらで売ればいいのか?」と。今回、編集部では約30人の農家に緊急アンケートを実施し、その声をもとに本特集を組んだ。稲作経営のリアルな実態にもとづいた、農家が再生産できて消費者も納得できる「適正価格」を探るために——。 |
農家がリアルに考えた 米の適正価格(トビラ)40ページ
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米、いくらで売ればいいんだろう?編集部 42ページ
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データ 米の高騰編集部 44ページ
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お米の価格、換算表編集部 52ページ
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ケース1 中山間2.2ha 減農薬・有機米の直売価格を自分の時給から決める考えてみた自分の米の適正価格鴫谷幸彦 54ページ
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ケース2 平場14ha 消費者にも伝えやすいご飯1杯の値段から考える考えてみた自分の米の適正価格薄井吉勝 63ページ
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ケース3 中山間17ha 平地30ha、中山間地20ha、1haでも試算してみた考えてみた自分の米の適正価格北村佳秀 68ページ
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ケース4 中山間3.3ha お互いさま価格で、1俵2万2000円考えてみた自分の米の適正価格高橋潤一 72ページ
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ケース5 平場3.4ha 有機米、販売経費込みで1俵4万8000円考えてみた自分の米の適正価格今井虎太郎 74ページ
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ケース6 平場2ha 今は赤字でいいので、への字米1俵2万4000円で考えてみた自分の米の適正価格丸尾正志 76ページ
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編集部も考えた 農家のリアルな声から見えてきた米の適正価格考えてみた自分の米の適正価格編集部 78ページ
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大量注文でネット販売中止 かかりつけ農家であるために、販売先をもっと絞る米騒動の中こう売った、今後はこう売る林浩陽 84ページ
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直売所でレジ待ち45分 こんな時こそ普段の付き合いを大事に米騒動の中こう売った、今後はこう売る服部都史子 86ページ
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売り先は変えない、多収品種を増産したい米騒動の中こう売った、今後はこう売る中川秀人 90ページ
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高騰が落ち着いても1俵2万円は確保したい米騒動の中こう売った、今後はこう売る小林肇 91ページ
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直売を5割→7割に増やす米騒動の中こう売った、今後はこう売る谷崎友一 93ページ
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個人売りだと、途中で値段は変えられません米騒動の中こう売った、今後はこう売る藤井美穂 93ページ
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肉や卵を食べられなくなると困るから 飼料米はやめない米騒動の中こう売った、今後はこう売る松崎栄一 94ページ
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会員数、去年の2.5倍! 棚田のファンクラブに申し込みが殺到した小さい田んぼから食料安保桶田陽子 96ページ
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わが家の自給率アップ! ネギ農家の自家用米づくり われながら先見の明があった小さい田んぼから食料安保小城寿子 98ページ
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「令和の米騒動」に思うこと小さい田んぼから食料安保上野真司/小林肇/林浩陽/古野隆雄/石井知治/市河憲良/佐伯徳明 100ページ
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