県のほぼ中央部に位置する東金《とうがね》市の極楽寺地区は農村地帯で、昔は米に加えて小麦もよくとれました。初夏、山の端や庭の木陰にあるみょうがが大きくなってくると「食べようかね」とみょうがの葉焼きご飯をつくりました。ご飯と小麦粉、味噌、砂糖をこねた生地は食べごたえがあり、みょうがの香りもさわやかで……