生きたつがに(モクズガニ)を、殻ごとつぶしてつくる、秋から冬にかけての汁ものです。つがには海と川を往来する通し回遊を行ない、秋から冬は産卵のために海へ下り繁殖し、孵化後、河川の中下流域で成長します。多くの河川が流れこむ柳川ではかつて、秋から冬にかけてはたくさんとることができました。 小型のかにな……
県北部の宇佐市で食べられている「がに(宇佐地方の方言で「かに」のこと)」の汁です。以前は宇佐市を流れる駅館川(ル:やっかんがわ)に生息している川がに(モクズガニ)をとってきてはがん汁をよくつくりました。 レシピではミキサーを使いましたが、かつては石臼で粉々に砕いてから、がにのエキスをこしていまし……