『農業技術大系』土壌施肥編 第1巻 土壌と根圏II+96の2~土壌と根圏II+96の7(ページ数:6)
土壌の働きと根圏環境>II 根の活力と根圏環境>根と土壌の相互関係
4.根の分泌物と養分吸収
開始ページ: 土壌と根圏II+96の2
執筆者: 正岡淑邦
執筆者所属: 草地試験場
備 考: 執筆年 1991年
記事ID: d0100480
見出し
(1) 根分泌物によるミネラルの溶解と養分吸収 ・・・〔1〕
(2) 根分泌物と養分吸収
(1)リンの有効化
根の細胞外酵素(exoenzyme)による有機酸分泌
プロトン放出
ピスチジン酸(Piscidic acid) ・・・〔2〕
(2)鉄の溶解
鉄有効化の戦略
アルファルフア根分泌液の鉄溶解 ・・・〔4〕
(3)亜鉛の有効化
(3) 根分泌物と養分吸収の関係からみた利用技術と将来展望 ・・・〔5〕
(1)土壌中の難溶性ミネラルの有効化の可能性
(2)土壌診断への応用
キャプション
第1図 根分泌物の根圏に対する働き
第2図 リンストレス下の白花ルーピンの根(2次根の一定部位に側根が発達している。ここからクエン酸が多量に分泌される。)
第3図 高等植物の鉄可溶化と吸収のための2種類の戦略モデル 戦略・:誘導還元酵素RとATP‐ase。戦略・:ファイトシデロフォアSが前区対ニコチアナミン(NA)から誘導的に合成される。
第4図 主要なムギネ酸類
キーワード:ムギネ酸\2′‐デオキシムギネ酸\3‐ヒドロシムギネ酸\アベニン酸
第5図 根からの距離と鉄,マンガン含有量の関係
第6図 アルファルファ根からの分泌物の採取装置
キーワード:アンバーライトXAD‐4\樹脂(濃縮)
第7図 鉄欠乏下で水耕栽培したアルファルファ根からの分泌物(高速液体クロマトグラフによる分析)
キーワード:7.4′‐dihydroxyflavone\coumestrol\formononetin\2‐(4‐hydroxy‐2‐methoxyphenyl)‐6‐methoxy‐3‐benzofurancarboxylic acid methyl ester
第8図 新規物質,2‐(4‐hydroxy‐2‐methoxyphenyl)‐6‐methoxy‐3‐benzofurancarboxylic acid methyl esterの構造式
第9図 0.5%タンニン酸抽出土壌マンガンと牧草マンガンの関係
キーワード:オーチャードグラス
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