『農業技術大系』野菜編 第7巻 千葉・金子+1~千葉・金子+17(ページ数:17)
年6~8回播種,周年栽培(アクティブ,アールフォー他) ○品種の特性をつかみ,作期に適応した品種を選定 ○土つくりと少量施肥でユックリズムの夏30日,冬60日収穫 ○コンテナ流通方式で年間20万袋の商品出荷 千葉県袖ヶ浦市 金子芳夫(55歳)
開始ページ: 千葉・金子+1
執筆者: 小倉哲也
執筆者所属: 千葉県安房農業改良普及所
備 考: 執筆年 1994年
記事ID: y0701310
見出し
〈地域と経営のあらまし〉 ・・・〔1〕
1.地域の特徴
2.経営のあゆみ
(1)露地野菜から施設野菜に
(2)重量野菜の転換期 ・・・〔2〕
(3)ホウレンソウ専作経営にむけて
(4)ホウレンソウの周年栽培技術の確立
3.経営の概要
4.土地利用と作付け体系
〈技術の特色〉 ・・・〔4〕
1.品種の特性,作期にあわせた品種選定
2.土つくりと少量施肥でユックリズムの確保
(1)完熟堆肥をたっぷり,化学肥料は少なく ・・・〔5〕
(2)ユックリズムで夏30日,冬60日収穫 ・・・〔6〕
3.コンテナ流通方式の導入
〈土つくりと土壌病害対策〉 ・・・〔8〕
〈栽培技術〉 ・・・〔9〕
1.作型と品種
(1)春まき栽培(3月中旬~5月中旬)
(2)夏まき栽培(5月下旬~9月中旬)
(3)秋・冬まき栽培(9月下旬~3月上旬) ・・・〔10〕
2.圃場準備
(1)有機物の施用
(2)かん水
(3)肥料の施用
(4)耕起 ・・・〔12〕
(5)土壌消毒
(6)かん水
(7)耕起・整地・鎮圧
3.播種
4.播種後の管理 ・・・〔13〕
(1)春~夏まき栽培の管理
(2)秋~冬まき栽培 ・・・〔14〕
5.病害虫・雑草防除
6.収穫・調製・出荷 ・・・〔15〕
7.雇用管理
〈経営の収支〉 ・・・〔16〕
〈今後の課題〉
キャプション
経営の概要
キーワード:洪積畑土壌
第1図 整然と並んだ71棟(3,300坪)のハウス
第2図 雇用の活用で速やかに作業がすすむ
第3図 土地利用と作付け体系
第1表 作期別導入品種の変遷(平成4~5年)
第4図 収穫調製後の茎葉残渣は,病害虫の発生の温床にもなるので,すべて掃き取ってしまう
第5図 害虫や病気,雑草の発生もなく,整然と生育しているハウス
第6図 夏でも発芽は一斉に出揃い,立枯病の発生は少ない
第7図 全体の生育は均一で,収穫調製作業もスムーズにすすむ
第8図 2t車で60台分の牛ふんと鶏ふんが運び込まれる。堆肥舎は大きな戦力
第2表 肥料の種類と施肥量
キーワード:牛ふん\鶏ふん\ダイヤアミノ\千代田化成\カルゲン\ミネラルフジ
第9図 コンテナの流通システム
第3表 播種期別生育日数と品種(平成5年産)
第10図 オリジナルの袋に320~350gに詰められ,大型コンテナで作業舎に運ばれる
第11図 作業舎で規格別に出荷用コンテナに20袋ずつ縦に詰め替える
第12図 詰め終えたら葉水をかけ水分を補給して,しおれをなくす
第13図 荷がまとまりしだい予冷庫に入れる。コンテナには金子農園名が入り,葉先はぴたりとコンテナの中に納まる
第4表 作型と品種構成
第14図 年間の気象の変化
第5表 周年栽培における作業手順と方法
第15図 金子さんの助言で完成された自走式多条播種機に種子をセットする
第16図 播種前に,ハウスの中心に線を引く。かん水パイプからの水滴を避けることと,播種機がまっすぐにすすむようにするため
第17図 中心線にそって播種機を操作する。播種機はバッテリーにより自動的に播種をくり返す。一度に5~6条播種できる
第18図 乾燥が激しい場合にはかん水する
第19図 高温期に入ると日射が強くなるので,ダイオネットをハウスの上部に被覆するなどしてハウス内温度を低くするような管理をしている
第6表 生産費(10a当たり,平成5年)(単位:円)
第20図 年間30~40万袋の生産量を目標に,着々と計画がすすめられている
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