『農業技術大系』野菜編 第12巻 有機農業+21~有機農業+25(ページ数:5)
踏み込み温床
開始ページ: 有機農業+21
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執筆者: 魚住道郎
執筆者所属: 茨城県石岡市
備 考: 執筆年 2024年
記事ID: y49c003z
見出し
1.先人の英知が詰まった技術・・・〔1〕
2.落ち葉集めは「縁農」とトラクタの力を借りる
3.踏み込み温床は可動式が便利
4.失敗する場合は踏み込みすぎ・・・〔4〕
5.自然な温度変化でガッチリ苗
6.あっという間の腐葉土づくり
キャプション
踏み込み温床づくり
第1図 雑木林で落ち葉を集める前に,フレールモアをかける。これで作業効率が格段に上がる
第2図 熊手に引っかかるササや篠竹(下草)を,フレールモアで事前に粉砕しておく。土が混ざりすぎないよう,地面に届くかどうかの浅さで砕く
第3図 あとは熊手でかき集めるだけ
第4図 「縁農」に来た消費者に落ち葉を集めてコンテナに詰めてもらう
第5図 広葉樹の落ち葉とともに,ササや篠竹も集める。腐植の形成にはこれらイネ科の植物が必要
第6図 落ち葉をひっくり返すと白い菌糸が張っている。土着菌も一緒に採取する
第7図 魚住農園の踏み込み温床。可動式(移動式)の温床枠を並べて設置。2.7×1.8mの枠にコンテナ100杯分の落ち葉が入る
第8図 温床枠の素材はなんでもよい。これは木材に廃パイプを渡してワラを挟んで壁にしている。軽いので片手でもち上がる
第9図 ミミズやカブトムシの幼虫が落ち葉を分解してくれる
第10図 温床枠の役目を終えた落ち葉は極上の腐葉土になる。可動式の温床枠を外して,ロータリで落ち葉を粉砕する。ロータリを3速(高速),トラクタを微速(クリープ)で2往復
第11図 粉々にした腐葉土はバケットで押し集めて山積みしておく。すべて機械で作業できる
第12図 できた腐葉土に山土やモミガラくん炭を混ぜて育苗培土に用いる
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