『農業技術大系』土壌施肥編 第2巻 作物栄養V+72の1の68~作物栄養V+72の1の73(ページ数:6)

作物の栄養と生育>V ストレス耐性,品質と作物栄養>バイオスティミュラント

乳酸菌による水稲発芽時の嫌気・低温ストレス耐性付与効果

開始ページ: 作物栄養V+72の1の68

執筆者: 小鑓亮介

執筆者所属: 雪印種苗株式会社

備 考: 執筆年 2024年

記事ID: d362003z

見出し

  (1)明らかになった乳酸菌の新しい作用・・・〔1〕
  (2)乳酸菌による発根促進作用のしくみ―発根物質D-,L-フェニル乳酸を同定
  (3)水稲の湛水直播栽培は苗立ちの安定化が課題―酸素のコントロールが鍵
  (4)乳酸菌で水稲直播栽培の苗立ちが向上・・・〔2〕
   1)欠株率が低下
   2)子葉鞘の伸長が促進・・・〔3〕
   3)湛水田条件でも乳酸菌の効果を確認
   4)乳酸菌による苗立ち向上の作用メカニズム―水稲種子胚の嫌気代謝系を活性化・・・〔4〕
  (5)乳酸菌は低温条件で発芽を促進
  (6)圃場試験でも乳酸菌の苗立ち向上効果を確認・・・〔5〕
   1)強還元田でも苗立ちが向上
   2)寒冷地でも苗立ち,収量が向上
  (7)今後の可能性と課題・・・〔6〕

キャプション

第1図 播種後の苗立ちまでの過程
第1表 嫌気条件で水稲直播栽培の苗立ちを安定させる播種方法と特徴
第2図 乳酸菌処理と播種後の水管理による欠株率の違い
第3図 乳酸菌による子葉鞘伸長効果
第4図 乳酸菌処理による湛水土壌での水稲種子の出芽個体数の推移
第5図 乳酸菌とカルパーコーティングの混合処理による出芽率向上効果
第6図 乳酸菌による嫌気代謝の活性化
第7図 乳酸菌処理と発芽温度が発芽率に及ぼす影響
第8図 乳酸菌による強還元田での苗立ち向上効果
第9図 寒冷地での乳酸菌培養抽出液の苗立ち向上効果

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