『農業技術大系』畜産編 第2-1巻 技+478の2~技+478の15(ページ数:14)
乳牛の跛行と蹄病―発生を増やす危険因子
開始ページ: 技+478の2
執筆者: 滄木孝弘
執筆者所属: 帯広畜産大学
備 考: 執筆年 2020年
記事ID: c392105z
見出し
1.跛行の発現と経済的損失 ・・・〔1〕
2.乳牛の代表的な蹄病 ・・・〔2〕
3.蹄病発生の危険因子 ・・・〔3〕
(1) 牛床
(2) 通路 ・・・〔4〕
(3) 暑熱対策 ・・・〔5〕
(4) 削蹄 ・・・〔6〕
(5) 蹄浴 ・・・〔7〕
(6) ハンドリング ・・・〔8〕
(7) 搾乳時間
(8) 飼育密度
(9) 跛行の早期発見 ・・・〔9〕
(10) 栄養状態
(11) バイオセキュリティ ・・・〔10〕
キャプション
第1図 跛行の重症度(Locomotion score)と乳量の関係性
第2図 跛行の有無が妊娠率に及ぼす影響
第3図 明らかな跛行を示す牛
第4図 跛行の原因となる蹄病の発生率
第1表 動物福祉における「5つの自由」
第5図 典型的な部位(蹄球のすぐ後ろの皮膚)に発生した趾皮膚炎
第6図 強い痛みのため,足を挙げる牛
第7図 蹄の矢状断面図
第8図 蹄底潰瘍により角質が生成されなくなり,真皮が露出している
第9図 変色した白線部を試験的に削切したところ,悪臭のする膿汁が出てきた
第10図 趾間隙に裂けたような傷があり,周りの皮膚が赤く腫れている
第11図 床あるいは敷材のタイプ別に臨床的な跛行の発生率を調べた研究
第12図 1日の横臥時間と温湿度指数の関係
第13図 蹄尖潰瘍および末節骨の壊死と診断された症例のうち,考えられる原因の49%は過削が関与していた
第2表 蹄の外観と内部構造の関連
第14図 1日の横臥時間と飼育密度の関係を調べた研究
第15図 蹄の矢状断面
第16図 M0:異常のない健康な皮膚,M1:小さな(2cm未満の)表皮の欠損,M2:痛みを伴う急性期の潰瘍(2cm以上),M3:M2を処置した数日後に見られる治癒過程,M4:角化が亢進した状態,M0に戻ることもあるが,M4.1に発展することも,M4.1:M4からM2に向かって再発しかけている状態
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