『農業技術大系』畜産編 第2-1巻 技+376の70~技+376の97(ページ数:28)

乳牛>基本技術編>環境管理

搾乳ロボットを利用した酪農場での飼養管理(自動搾乳システム)

開始ページ: 技+376の70

執筆者: 森田茂窪田明日香相原光夫日向貴久

執筆者所属: 酪農学園大学農食環境学群北海道立総合研究機構酪農試験場家畜改良事業団情報分析センター酪農学園大学農食環境学群

備 考: 執筆年 2020年

記事ID: c392103z

見出し

 1.搾乳ロボット開発と自動搾乳システムの発展 ・・・〔1〕
  (1) 黎明期
  (2) 改良期 ・・・〔2〕
  (3) システム期
 2.自動搾乳システムの搾乳形態による位置づけ ・・・〔3〕
 3.24時間連続稼働システムにおける牛舎設計 ・・・〔4〕
  (1) 移動経路制御型牛舎
   (1)搾乳先配置型とPMR先配置型
   (2)ゲートシステムおよび牛群行動の分散化 ・・・〔5〕
  (2) 自由往来型牛舎 ・・・〔6〕
  (3) 「牛が自ら動く」飼養管理システム ・・・〔7〕
 4.自動搾乳システム農家の類型 ・・・〔8〕
  (1) 省力化・軽労化
  (2) 大規模酪農場への導入
  (3) 高泌乳牛群や放牧への対応 ・・・〔9〕
  (4) ロボット1台で生産できる生乳量
 5.自動搾乳システムでの飼料給与 ・・・〔10〕
 6.自動搾乳システムでの乳質 ・・・〔12〕
  (1) 生乳の乳質とは
  (2) 衛生的乳質
   (1)乳頭清拭効果
   (2)ヨウ素系乳頭殺菌剤の影響 ・・・〔14〕
  (3) 成分的乳質
   (1)リポリシス(遊離脂肪酸の増加)と脂肪分解臭(ランシッド)
   (2)自動搾乳システムとFFA ・・・〔15〕
 7.自動搾乳システムでの牛群検定
  (1) 自動搾乳システムにおける牛群検定の意義
  (2) 検定実施状況 ・・・〔16〕
   (1)自動搾乳システムでの普及
   (2)従来牛舎の併設
  (3) 搾乳回数 ・・・〔17〕
  (4) 305日検定成績
   (1)乳量
   (2)乳成分 ・・・〔18〕
  (5) 飼料関係
   (1)飼料関係の成績
   (2)推定飼料効率 ・・・〔19〕
   (3)粗飼料主体の基礎混合飼料(PMR飼料)
  (6) 繁殖成績
  (7) 乳量の季節変化 ・・・〔20〕
   (1)カウダス
   (2)北海道(寒冷地)における乳量の季節変化
   (3)熊本県(暑熱地)における乳量の季節変化
  (8) その他の季節変化など
   (1)月別検定成績
   (2)乳脂率 ・・・〔21〕
   (3)蛋白質率,無脂固形分率および乳中尿素態窒素(MUN) ・・・〔22〕
   (4)体細胞数
 8.自動搾乳システム導入に向けた経営的視点
  (1) 自動搾乳システム導入目的の明確化 ・・・〔24〕
  (2) 導入にあたっての検討手順
   (1)現状の搾乳牛1頭当たり収益性と技術指標の把握
   (2)自動搾乳システム導入による収益性の予測 ・・・〔25〕
   (3)削減労働力の利用方法に関する検討
   (4)資金繰りの確認 ・・・〔26〕
  (3) 労働力の面からの効果
 9.自動搾乳システムの未来 ・・・〔27〕

キャプション

第1図 乳牛1頭当たりの年間作業時間
第2図 1979年(左)および2003年(右)の牛舎内労働時間内訳
第3図 搾乳システムの「牛の動き」「ミルカーの動き」による分類とそれぞれの実用化技術
第4図 乳牛の移動経路の上部に設置されたカメラでボディコンディションスコアを自動記録し,乳牛の栄養状態をモニタリングする
第5図 搾乳先配置型牛舎のエリア配置図
第6図 移動経路制御型牛舎のうちのPMR先配置型牛舎
第7図 自動餌寄せ機を利用した頻回の餌寄せは採食刺激となり乳牛の日内行動パターンを分散化する
第8図 自由往来型牛舎
第9図 ロボット入り口付近にはとくに広い空間を確保し,訪問を阻害しないようにする
第10図 国内60牛群の搾乳ロボット1台当たりの総搾乳回数と総生産乳量の関係
第11図 1群2台の搾乳ロボット酪農場では,105頭付近から訪問回数の減少が始まる(左)。1群1台のロボット農場では,45頭付近で訪問回数が最も多くなる(右)
第12図 フリーストール牛舎パーラー搾乳方式でのTMR給与と一部の配合飼料を搾乳ロボット内で給与するPMR給与法
第13図 1日当たり4kgを超える配合飼料給与で,乳牛の搾乳ロボットへの訪問回数が増加する
第14図 一般施設およびロボット搾乳施設における清拭前後の乳頭先端部の付着細菌数
第15図 ロボット搾乳施設および一般搾乳施設における出荷生乳の細菌数および体細胞数の推移
第16図 ロボット搾乳施設における乳中ヨウ素濃度の推移
第1表 FFA値の各区分とランシッド
第17図 搾乳ロボット各社の自動サンプリング装置
第2表 検定種類別検定農家戸数および検定牛頭数(2019年)
第18図 熊本県下の自動搾乳システム農家における搾乳回数(2018年)
第19図 305日乳量の推移(北海道)
第20図 305日乳量の推移(都府県)
第3表 305日検定成績における乳成分およびその他の数値(2回搾乳〈立会〉および自動搾乳)
第4表 産次別の推定飼料効率
第21図 分娩間隔の推移(北海道)
第22図 分娩間隔の推移(都府県)
第23図 北海道におけるカウダスデータ(2019年)
第24図 熊本県におけるカウダスデータ(2019年)
第25図 都府県および北海道における乳脂率の月別検定成績の変化(2019年,全平均および自動搾乳システム平均)
第26図 都府県および北海道における蛋白質率および乳中尿素態窒素(MUN)の月別検定成績の変化(2019年,全平均および自動搾乳システム平均)
第27図 都府県および北海道における無脂固形分率の月別検定成績の変化(2019年,全平均および自動搾乳システム平均)
第28図 都府県および北海道における体細胞数の月別検定成績の変化(2019年,全平均および自動搾乳システム平均)
第5表 酪農経営における農業固定資産の内訳と負債額(単位:万円)
第29図 農業所得の要因分解
第6表 資金繰り表の例

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