『農業技術大系』土壌施肥編 第8巻 熊本・宮地岳営農組合+1~熊本・宮地岳営農組合+16(ページ数:16)

環境保全型農業の地域展開

営農組合による地力増進,ナタネ栽培導入などで地域の環境を保全しつつ米の食味が向上 熊本県天草市・農事組合法人宮地岳営農組合

開始ページ: 熊本・宮地岳営農組合+1

執筆者: 西口文克(執筆)立川慎一(改訂)

執筆者所属: 農事組合法人宮地岳営農組合農事組合法人宮地岳営農組合

備 考: 執筆年 2019年

記事ID: d308015z

見出し

 1.宮地岳町の概要と農業の特徴 ・・・〔2〕
  (1) 過疎化・高齢化・少子化が進行
  (2) 兼業・小規模経営,後継者不足
 2.営農組合の設立経緯と成り立ち ・・・〔3〕
  (1) 集落営農から法人化までの経緯
   (1)旧村集落の賛同で営農組合を設立
   (2)集落協定により農業振興会を設立
   (3)営農組合と農業振興会を統合
   (4)任意組合から農事組合法人へ
  (2) 組合員188名,役員会9名で運営 ・・・〔4〕
  (3) 豊かさと誇りを取り戻す活動を ・・・〔5〕
 3.営農組合による環境保全型農業 ・・・〔6〕
  (1) 営農組合としての基本的な事業
   (1)農作業の受託,会計の一括管理
   (2)水田転作物の栽培面積の調整
  (2) 地域の農地・里山保全の取組み
   (1)中山間地域等直接支払制度の活用
   (2)品目横断経営安定対策への取組み ・・・〔8〕
   (3)農地・水・環境保全事業への取組み
  (3) 「うまい米」づくり推進の取組み ・・・〔9〕
   (1)地力増進,有機主体,土壌診断
   (2)水稲湛水直播(直まき)の導入
   (3)独自の「うまい米コンテスト」 ・・・〔10〕
  (4) 菜の花プロジェクトへの取組み ・・・〔11〕
   (1)ナタネの特産化と資源循環型社会
   (2)ナタネ栽培から環境保全型農業へ ・・・〔13〕
   (3)ナタネ栽培の収穫・調製まで
    品種
    播種
    肥料
    管理 ・・・〔14〕
    収穫
    乾燥・調製
   (4)バイオディーゼル燃料への利用
   (5)菜種油の搾油とそのブランド化
   (6)町全体で取り組む菜の花まつり ・・・〔15〕
 4.農業農村の新たな再生のために ・・・〔16〕

キャプション

第1図 宮地岳町の位置
第1表 宮地岳町の人口
第2図 宮地岳営農組合の設立
第3図 営農組合の搾油施設
第4図 宮地岳営農組合の組織
第5図 宮地岳営農組合の事業内容
第2表 水田転作による栽培面積の推移
第6図 地区ごとの農道や水路の除草も積極的に
第7図 今では国道沿いの土手もこんなきれいに
第3表 中山間地域等直接支払制度の交付金
第8図 各集落ごとにつくった屋号で示した地図の看板
第4表 有機施肥設計のための参考例
第9図 直まき栽培(普通期水稲)作業内容(宮地岳営農組合,2007年度)
第5表 2007年度直まきカルパー処理剤,除草剤と営農組合の発注量
第10図 米づくり体験とうまい米の出荷
第11図 菜の花プロジェクト
第12図 導入した搾油機
第13図 韓国の高校生が民泊で茶道と華道を体験
第14図 都市住民との交流事業
第15図 福島の子どもたちが炭焼きと授乳体験

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