『農業技術大系』土壌施肥編 第8巻 茨城・ほしいも協議会+1~茨城・ほしいも協議会+12(ページ数:12)

環境保全型農業の地域展開

ムギの多目的利用で干しいも用サツマイモの良質生産と施肥改善,土壌飛散の防止 茨城県ひたちなか市・ひたちなか・東海・那珂ほしいも協議会

開始ページ: 茨城・ほしいも協議会+1

執筆者: 山田健雄(執筆)加藤史歩(改訂)

執筆者所属: 茨城県農業総合センター常陸太田地域農業改良普及センター茨城県県央農林事務所経営・普及部門水戸地域農業改良普及センター

備 考: 執筆年 2019年

記事ID: d308002z

見出し

 1.産地の概要と土地利用の歴史 ・・・〔2〕
  (1) 標高が低く起伏の少ない平坦地
  (2) 日本一の干しいも生産量を誇る
  (3) 暴風雨と干ばつに悩まされてきた ・・・〔3〕
  (4) 自然災害に負けない作物,農法を
 2.環境保全型農業の経緯と取組み ・・・〔4〕
  (1) 麦価の低下でムギの作付けが急減
  (2) ムギ全面播種による土壌飛散防止
  (3) 麦間栽培による良質原料イモ生産 ・・・〔5〕
  (4) 土壌診断による施肥過剰の改善 ・・・〔6〕
 3.環境保全型農業の生産者事例
  (1) 土壌管理のねらいと地力の増進
   (1)麦わらや残渣などの有機物を活用
   (2)ムギ2年―麦間サツマイモ6年 ・・・〔7〕
   (3)裸地栽培畑との間に30cmもの段差 ・・・〔8〕
   (4)ムギ刈り後にサツマイモ植付け
   (5)ムギまきなどの作業が間に合わない
  (2) ムギ利用でサツマイモの施肥改善 ・・・〔9〕
   (1)台地にサツマイモ,低地に水稲
   (2)麦間栽培,規格外ムギ全面播種
   (3)麦間栽培で施肥量が通常の半分に
  (3) 葉・塊根への虫害と防除対策
   (1)葉を食害するナカジロシタバ
   (2)塊根にマルクビクシコメツキ ・・・〔11〕
  (4) 籾がらと干しいも廃棄物の堆肥
  (5) みずから干しいも加工,直売
 4.現状の課題と対策,今後の展開 ・・・〔12〕
  (1) 部分すき込みでムギを柵状に残す
  (2) 風害が発生する冬~春に散水を
  (3) 生産履歴,品質表示,衛生加工

キャプション

第1図 ひたちなか市・部田野集落の位置
第2図 干しいもの干し場へのムギの全面播種状況
第3図 住宅周辺の空き畑へムギの全面播種状況
第4図 麦間による良質な原料いもの生産
第5図 干しいも不良品「クロタ」
第1表 土壌成分の過剰に伴う施肥例
第6図 麦間栽培での挿し苗作業
第7図 協議会をリードし,干しいもマスコット人形に経営発展の夢をかける飛田勝治・裕子さん夫妻
第8図 麦間栽培でのムギ刈り作業
第9図 活着が促進された苗
第10図 ひたちなか市部田野集落の土地利用
第2表 部田野集落加工用サツマイモ作付け畑(21地点)の化学性の実態(1999年3月)
第3表 干しいも加工に伴う破棄量
第11図 干しいも乾燥ハウスでの品質チェック
第12図 那珂川沿岸農業水利用事業の活用

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