『農業技術大系』作物編 第3巻 山形・髙橋+1~山形・髙橋+17(ページ数:17)
〈ササニシキ〉 4haの自然農法で反当たり8俵以上の安定収量,全量個人への直接販売 畜糞堆肥,農薬,化学肥料を使わず,各種作業を乾土効果発現と除草につなげる 山形県酒田市 髙橋義昭(61歳)
開始ページ: 山形・髙橋+1
執筆者: 髙橋義昭
執筆者所属: 山形県実際家
備 考: 執筆年 2010年
記事ID: s323001z
見出し
〈地域の概況と自然農法への取組み〉・・・〔1〕
1.自然農法への取組み
2.経営の概況・・・〔2〕
〈慣行農法のイネとの比較〉
1.葉の立ち方
2.イネの生育・・・〔3〕
〈育苗の技術と特徴〉
1.用土のつくり方
2.苗づくり・・・〔4〕
(1)播種前の十分な灌水
(2)木酢選でバカ苗なし
(3)浸種のみ・催芽なしの平置き出芽
(4)水張り灌水で病気なし・・・〔5〕
〈本田の準備〉・・・〔6〕
1.自然農法で使う資材
2.トロトロ層の圃場をつくる
〈乾土効果・除草を意識した本田管理〉・・・〔7〕
1.土を乾かす
(1)乾土効果と糸状菌の繁殖
(2)わらの分解が早い・・・〔8〕
2.耕うんの深さと回数
3.雑草対策を兼ねた2回代かき
4.田植え・・・〔9〕
5.水管理
(1)初期は浅水でイネミズゾウムシを避ける
(2)完全落水はしない・・・〔10〕
6.溝切り
(1)4回の台風に倒れなかったササニシキ
(2)梅雨明け直前の2回溝切りで翌年まで残す・・・〔11〕
〈田車を装着した動力除草機〉
1.3cm以上の攪拌と雑草の埋込み
2.ガス抜き効果・・・〔12〕
3.コナギはイネに「やさしい草」・・・〔13〕
4.雑草が絶えない理由
〈本田での生育の経過〉
1.生育初期
2.分げつ期・・・〔14〕
3.最高分げつ期以降
4.見学者の疑問・・・〔15〕
〈収穫〉
1.倒伏なし,大きな穂に大粒の籾
2.動散で溝のわらを吹き飛ばす
〈販売〉・・・〔16〕
1.直接販売と口コミでの広がり
2.突然の取引き解消で味わった地獄と天国・・・〔17〕
キャプション
第1図 30年以上にわたる自然農法のデータ集「あゆみ」
第2図 圃場の配置
第1表 圃場別の土質と自然農法の開始年次
第3図 自然農法と慣行農法のイネの葉立ち
第4図 自然農法のイネの葉色と姿(品種:ササニシキ,1984)
第5図 仕込みの1年前に稲株ごと土をとり,山積みにしておく
第6図 種籾の木酢選
第7図 苗代のつくり方
第8図 田植え1週間前の苗代
第9図 自然農法の苗(左)と慣行農法の苗(右)
第10図 おもな作業日程と水管理
第11図 田んぼに繁殖し始めた糸状菌
第12図 排水対策をした田(上)としていない田(下)
第13図 代かきは2回行なう
第14図 苗が活着するまでは高いところの土が少し見える程度の浅水とする
第15図 7月下旬の溝切り
第16図 溝底に大きなヒビが入る(春先の状況)
第17図 田車を装着した動力除草機
第18図 動力除草機の作業のようす
第19図 慣行農法イネ(左)と自然農法イネ(右)の生育の比較
第20図 溝を生かしたコンバインの動かし方
第21図 収穫後,溝に溜まったわらを動散で吹き飛ばす(作業しているのは長男)
第22図 手づくりの産直だより
©1996-2013 Rural Culture Association Japan. All Rights Reserved.