『農業技術大系』畜産編 第2-1巻 技+447~技+465(ページ数:19)
飼料給与の改善による乳牛の病気対策
開始ページ: 技+447
執筆者: 平井洋次
執筆者所属: デイリーアドバイザー
備 考: 執筆年 2010年
記事ID: c292106z
見出し
1.TMR発酵飼料・・・〔1〕
(1) TMR発酵飼料の利点
(2) 消化・吸収の充実と疾病防止効果
(3) 発酵飼料のつくり方と給与法・・・〔2〕
2.発酵飼料によるアルコール不安定乳の改善事例・・・〔3〕
3.低カルシウム血症・・・〔5〕
(1) 症状と原因
(2) 乾乳後期の強いアルカリ性飼料がおもな原因・・・〔6〕
(3) 飼料のDCAD値を50以下にする・・・〔7〕
(4) 乾乳後期の濃厚飼料を5kgに増やす・・・〔8〕
(5) 乳房炎,血乳,第四胃変位への対策
(6) そのほかの低カル防止対策・・・〔9〕
4.着床障害-発情がきても種がとまらない・・・〔10〕
(1) 乳汁中尿素窒素量の上昇
(1)乳汁中尿素窒素量上昇の要因
(2)発育ステージや栄養状態で給与を変える・・・〔11〕
(2) ビタミンA添加の必要性
5.異常発情-発情がこない,おかしい
(1) 乾乳後期の増給で絨毛を伸ばす
(2) 分娩後の増し飼いで不足を補う・・・〔12〕
(3) TMR飼料の不断給餌+トップドレスでルーメン発酵を安定させる
(4) 指標値ではビタミンAが不足・・・〔13〕
(5) 微量ミネラルの不足ほか
6.乳房炎・・・〔14〕
(1) ビタミンの投与が必要
(2) 高蛋白・低エネルギーの飼料,低カルも発症に関与
(3) 硝酸態窒素によるビタミンAの破壊・・・〔15〕
(4) 微量ミネラルの不足・・・〔16〕
(1)飼料中の不足
(2)拮抗作用による吸収阻害
(3)要求量の増大
(5) クローズアップ期はマメ科を避ける・・・〔17〕
7.ルーメン内発酵の充実
(1) 蛋白質と炭水化物のバランス・・・〔18〕
(1)RDP多給,NFC不足の給与例
(2)NFC多給,RDP不足の給与例
(2) 摂取回数を多くする
(1)消化の早い炭水化物「まとめ食い」によるルーメン発酵の混乱(発酵の集中化)
(2)TMRの不断給餌がルーメン消化に最適・・・〔19〕
(3) 汚れ,えさの切換え,えさの形状などに注意
キャプション
第1図 発酵飼料による健康増進
第2図 発酵飼料によって生産性が向上するしくみ
第1表 発酵飼料による経営改善
第2表 乳酸発酵による飼料成分の変化(単位:乾物中%)
第3図 飼料原料は設計に基づいて混合後,トランスバッグで40日前後,乳酸発酵させる
第4図 筆者が開発したTMR発酵飼料(セミコンプリートタイプ)
第3表 発酵飼料の給与例(単位:kg/日)
キーワード:TMR発酵飼料\セミコンプリート発酵飼料
第4表 発酵飼料導入前の飼料設計(kg)
第5表 発酵飼料導入後の飼料設計(kg)
第6表 発酵飼料導入前後での飼料設計の栄養比較
第5図 低カルシウム血症の原因
第7表 乾乳後期の給与例
第8表 乾乳期に利用される飼料のDCAD値
第6図 低カルシウム血症の防止策
第9表 乾乳期成分量のガイドライン例(筆者の使用基準)
第10表 着床率改善の設計
第7図 TMR不断給餌の牧場
第8図 ビタミンA不足の原因
第9図 ミネラル間の拮抗作用
第11表 消化不良のチェックポイント
第12表 分解性蛋白質,非繊維炭水化物,デンプン質の指標(単位:乾物中%)
第13表 飼料中に含まれる分解性蛋白質,非繊維炭水化物(%)
第14表 必要栄養量を満たす泌乳量別の飼料設計例(単位:現物kg)
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