『農業技術大系』畜産編 第2-1巻 基+140の3~基+140の39(ページ数:10)
高泌乳を制御する内分泌調節機構と暑熱ストレスによる乳量低下
開始ページ: 基+140の3
執筆者: 伊藤文彰
執筆者所属: (独)農業・食品産業技術総合研究機構北海道農業研究センター
備 考: 執筆年 2008年
記事ID: c272103z
見出し
1.乳牛の大型化・改良と高泌乳化 ・・・〔1〕
2.内分泌系による泌乳調節 ・・・〔2〕
3.ソマトトロピン軸
4.レプチンとグレリンの発見 ・・・〔3〕
5.ソマトトロピン軸による泌乳制御
(1) 成長と泌乳の両方にかかわるソマトトロピン
(2) 成長期と泌乳期のGH分泌調節の違い-グレリンの重要性 ・・・〔4〕
(3) グレリンによる泌乳牛の糖代謝関連ホルモンの分泌調節 ・・・〔5〕
6.ソマトトロピン軸と栄養素の取り込み
(1) 泌乳牛におけるグルコースの重要性
(2) ソマトトロピン軸を介するグルコース分配-インスリン抵抗性
(3) 泌乳牛の乳腺と脂肪へのグルコース取り込みの特徴 ・・・〔7〕
7.高泌乳牛の泌乳調節機構に及ぼす暑熱ストレスの影響
(1) 地球温暖化と暑熱ストレスに敏感な高泌乳牛
(2) 暑熱環境下での内分泌-泌乳調節機構の機能低下 ・・・〔8〕
8.安定した高泌乳を実現するために ・・・〔9〕
キャプション
第1図 ホルスタイン種の305日乳量の推移
第2図 ホルスタイン種雌牛(60か月齢)の標準発育値
第3図 ソマトトロピン軸による泌乳調節の概念
第4図 乳牛の成長・泌乳に伴う血漿GH濃度変化の模式図
第5図 GH分泌におけるグレリンのGH放出ホルモンに対する相対効果
第6図 乳牛の種々の生理ステージにおける血中GHとグレリン濃度
第7図 GH投与による生体内でのグルコース分配の変化(単位:%)
第8図 最高―最低平均気温(羊ヶ丘気象月報による)と道内熱射病死廃頭数
第9図 泌乳牛と乾乳牛のインスリン分泌に対する暑熱の影響
第10図 安定して高泌乳を実現するための理想的な泌乳調節系の機能
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