『農業技術大系』土壌施肥編 第8巻 基本視点+37~基本視点+49(ページ数:13)

環境保全型農業にむけての基本視点

焼畑の復活と森林・地域の再生

開始ページ: 基本視点+37

執筆者: 山口聰

執筆者所属: 愛媛大学

備 考: 執筆年 2008年

記事ID: d198004z

見出し

 1.焼畑の定義と歴史・現代的意義 ・・・〔1〕
  (1) 焼畑への誤解
  (2) 焼畑文化と日本人
  (3) 伝統農法としての焼畑の崩壊
  (4) 自然の力を最大限に活用する農業としての見直し ・・・〔2〕
 2.中山間地活性化の新しい方向と焼畑 ・・・〔3〕
  (1) 森林に火を入れる行為と地球温暖化
  (2) 林業は農業の一形態
  (3) 林間環境は現代の「資源」
 3.焼畑への取組み経過 ・・・〔4〕
  (1) 演習林を舞台とした実践
  (2) 地域振興のための実践的活動の開始
 4.伐採・火入れから収穫・植樹までの記録 ・・・〔5〕
  (1) 焼畑農法の重要性
  (2) 2006年の活動の記録
  (3) 活動内容
    伐採
    事前調査
    火入れ ・・・〔6〕
    播種
    生育調査
    収穫
    収穫祭 ・・・〔7〕
    植樹 ・・・〔8〕
 5.その後の活動と成果
  (1) 新たな土地でかつての焼畑を再現
  (2) 活動範囲の広がり ・・・〔10〕
  (3) 思いがけない赤カブの復活
 6.これからの「山起こし」
  (1) 森林環境への新たな価値観の提案
  (2) これからの林業の姿 ・・・〔11〕
  (3) 森林の維持と再生産を可能とするために ・・・〔12〕
 7.焼畑農業を活用した遺伝資源の動態保存
  (1) 人的な交流が活力を生む
  (2) 貴重な遺伝資源を活かしながら守る

キャプション

第1図 土壌診断におけるpHとECの火入れ区と対照区との比較
第2図 火入れ区と対照区のコカブの生育結果
第3図 本格的な焼畑を行なった高知県池川町(当時)の位置
第4図 火入れのようす
第1表 2006年の活動記録
第5図 学生たちによる火入れのようす
第6図 焼畑への2006年度の作付け計画(単位:m)
第7図 順調に生育してくれたソバ
第8図 1か月に一度の生育調査をする学生たち
第2表 播種量と収穫量
   キーワード:トウモロコシ\ダイズ\エゴマ\ゴマ\マクワウリ\アワ\アズキ\ソバ
第9図 地元の人たちとの収穫祭
第10図 焼畑での収穫後の樹木の植栽(単位:m)
第11図 新たな土地(池川用居)での焼畑に参加した学生たち
第12図 地元の人たちに収穫したソバの挽き方を教わる
第13図 小さな女の子も参加していっしょになって収穫を祝う
第14図 埋土種子から育った,土の中に眠っていたさまざまな赤カブ

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