『農業技術大系』土壌施肥編 第8巻 北海道・畠山+1~北海道・畠山+10(ページ数:10)
〈灰色低地土〉ハウス夏秋どりトマト ○課題:施肥のむだをなくして土壌の塩類集積を回避 ○施肥:リアルタイム栄養診断に基づく施肥対応で跡地の硝酸態窒素を削減 ○栽培,生育:大幅減肥になっても収量は慣行以上 ○その他:4Hクラブの仲間と栄養診断に取り組む 北海道亀田郡大野町 畠山誠(25歳)
開始ページ: 北海道・畠山+1
執筆者: 坂口雅己
執筆者所属: 北海道立道南農試
備 考: 執筆年 2003年
記事ID: d148006z
見出し
〈施肥と土つくりの課題〉 ・・・〔1〕
1.地域の概要
2.大野町のトマト産地の形成と課題 ・・・〔2〕
(1)土壌の特性
(2)大野町の農業概要とトマト生産について
3.畠山さんの経営概要とトマト栽培
(1)家族構成と経営の歩み
(2)土壌診断とリアルタイム栄養診断を組み合わせた適正施肥 ・・・〔3〕
〈施肥改善の動機と土つくりの考え方〉
〈肥培管理の考え方と実際〉 ・・・〔4〕
1.トマトの窒素栄養診断法の導入
(1)作付け前土壌診断と窒素栄養診断法の組合わせ
(2)親子で分担 施肥試験
2.施肥量3分の1 残存窒素も低減 ・・・〔5〕
(1)2001年度の試験結果―施肥量3分の1に
硝酸濃度の推移
収量9%増
生産額7%増 ・・・〔6〕
残存窒素も減少
(2)2002年度の結果―天候不順下でも好結果
硝酸濃度の推移 ・・・〔7〕
収量2%増
生産額4%増 ・・・〔8〕
(3)さらなる減肥の可能性が
〈4Hクラブのプロジェクト課題に発展〉
(1)クラブ員による施設試験の取組み ・・・〔9〕
(2)診断技術の課題も明らかに
(3)農家・普及員・試験場の共同研修の場に
〈今後の課題〉 ・・・〔10〕
キャプション
キーワード:経営の概要
第1図 渡島半島と大野町の位置
第2図 大野町でのトマト生産量の推移
第3図 畠山さんのトマトの作型
第1表 ハウス夏秋どりトマトの窒素栄養診断に基づく施肥対応
第2表 試験ハウス(上)と慣行ハウス(下)での施肥量(2001年)
第4図 各ハウスでの葉柄硝酸濃度の推移(2001年)
第5図 2001年の各ハウスの果実収量の推移(左)と生産額(右)
第3表 試験ハウス(上)と慣行ハウス(下)での施肥量(2002年)
第6図 各ハウスでの土壌硝酸態窒素の推移(2002年)
第7図 各ハウスでの葉柄硝酸濃度の推移(2002年)
第8図 2002年の各ハウスの果実収量の推移(左)と生産額(右)
第4表 各ハウスの作付け前と栽培後の土壌化学性(2002年)
第9図 4Hクラブ員がそれぞれトマトの葉を持ち寄り,葉柄硝酸濃度を計測している
第5表 4Hクラブ員における収量,窒素施肥量および土壌硝酸態窒素
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