『農業技術大系』畜産編 第8巻 本体+648の2~本体+648の13(ページ数:12)
酪農・経産牛98頭 ○糞尿へ下からの強制送風で土着菌による完熟発酵堆肥に ○分離した尿はミネラル補給によって短時間で最高の液肥に ○放牧にこだわり,糞尿を主にした土―草―牛―人循環 静岡県富士宮市 中島邦造(59歳)
開始ページ: 本体+648の2
執筆者: 中島邦造
執筆者所属: 静岡県酪農家
備 考: 執筆年 2001年
記事ID: c208028z
見出し
〈糞尿処理・環境対策をめぐる課題〉 ・・・〔1〕
1.地域の状況
(1)地域の特徴
(2)地域での糞尿処理・環境対策の問題点
2.私の経営と糞尿処理・環境対策
(1)牛に教わる,牛に手伝ってもらう ・・・〔2〕
(2)糞尿処理・環境対策の経過と現状 ・・・〔3〕
糞尿対策でもあった放牧
フリーストール導入 ・・・〔4〕
舎飼飼養で噴出した糞尿問題
(3)固液分離と発酵堆肥づくり
〈糞尿処理の施設と処理の実際〉 ・・・〔5〕
1.糞尿処理施設の概要
2.実際の処理の流れ
(1)堆肥舎・曝気槽への搬入
フリーストール牛舎の場合
踏込み牛舎の場合 ・・・〔6〕
(2)曝気槽
(3)バキュームカーによる圃場散布
(4)堆肥舎
3.発酵堆肥づくり
(1)心構えが大切 ・・・〔7〕
(2)発酵堆肥づくりのポイント
好気発酵のほうが楽
水分調整素材の選択
未分解の材料について ・・・〔8〕
空気を送り込む
(3)うまくいかないときの対策 ・・・〔9〕
〈処理産物の特徴と活用〉
1.処理産物の品質・評価
2.処理産物の利用法
(1)草地と自家用野菜畑だけで不足ぎみ
(2)戻し堆肥で子牛の下痢が急減
〈糞尿処理・環境対策のコストと課題〉 ・・・〔10〕
1.導入コスト
2.維持管理コスト
3.経営収支における糞尿処理・環境対策の位置づけ ・・・〔11〕
〈飼養技術の特徴〉
1.放牧の飼養管理
(1)放牧サイクル
(2)補助飼料
2.日常の管理
3.放牧地の管理
(1)草種の選択
(2)施肥と更新
〈今後の課題〉
キャプション
私(左端)と家族
経営の概要
キーワード:開拓地\強酸性火山灰土壌
第1図 わが農場の見取り図
第1表 わが家の経営の歩みと発生してきた課題
第2図 牛舎と糞尿処理施設
第3図 糞尿の流れ
第4図 育成・乾乳牛用の踏込み牛舎
第5図 液の流れと曝気槽の構造
第6図 強制的送風装置(床の白く見える部分)を配した堆肥舎
第7図 堆肥舎の構造
第8図 切返しは,落とすときに「ほぐすように少しずつ」行なう
第9図 送風パイプの穴がつまらないよう,毎回穴の点検をして,上からおがくずなどで覆っておく
第10図 父が発酵堆肥で育てているホウレンソウ
第2表 糞尿処理関係の施設と経費(単位:円)
第11図 牛を3群に分け,輪換放牧
第12図 家族全員,放牧場で
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