『農業技術大系』畜産編 第3巻 宮崎・諸塚村+1~宮崎・諸塚村+9(ページ数:9)
森を育て牛を育てる村あげての「林畜複合システム」 宮崎県諸塚村
開始ページ: 宮崎・諸塚村+1
執筆者: 杉本安寛
執筆者所属: 宮崎大学農学部
備 考: 執筆年 2001年
記事ID: c203007z
見出し
〈林畜複合システムの今日的意義〉 ・・・〔1〕
〈諸塚村の土地利用と産業構造〉 ・・・〔2〕
1.農林業の比重の大きさ
2.主要な農林産物と生産額 ・・・〔3〕
(1)シイタケ
(2)木材生産
(3)和牛生産
〈取組みの経過〉
1.昭和40年代の林間放牧とその消滅
2.放牧の復活と展示林 ・・・〔4〕
3.針葉樹林への拡大 ・・・〔5〕
〈林畜複合システムのタイプと仕組み〉
1.諸塚型林内放牧の特徴
2.林業と畜産との複合経営型
3.無家畜農林家の林地への放牧 ・・・〔6〕
(1)吉野宮の例
(2)戸下の例 ・・・〔7〕
4.林地の管理軽減のための放牧
〈林畜複合システムの利点と問題点〉 ・・・〔8〕
〈費用対効果〉 ・・・〔9〕
キャプション
第1図 「林畜複合システムの今日的意義
第2図 春の陽光を浴びるクヌギ林内放牧地
第1表 諸塚村の産業別就業者数と所得額(1999年度)
第2表 諸塚村の主要産物の生産額(単位:百万円)
第3図 諸塚村の繁殖用肉用牛飼養頭数の推移
第4図 諸塚村の「林畜複合システム」への取組の過程
第5図 ソーラーバッテリーを利用した電気牧柵
第6図 諸塚村での「林畜複合システム」(諸塚村産業課作成資料参考)
第7図 Hさんの植栽2年目のヒノキ林への放牧(上)と放牧5年経過後のヒノキ林(下)ヒノキの生長は良好で,放牧の被害は見られない。
第8図 諸塚村吉野宮の5~6年生のスギ・ヒノキ林(上)と入牧1週間後の放牧牛(下)放牧経験ウシは,ススキが繁茂し,うっそうとしたヒノキ林内に入り採食する。
第9図 下刈りの必要が無くなるまで放牧した例(上)諸塚村戸下のNさん所有のスギ4年生(1.5ha)林へ平成12年7月初旬に4頭乳牧,4か月後に退牧させた。この場合は下刈りを必要としなかった。(下)隣接した同齢のスギ林で,平成12年に下刈りを2度行った。(平成12年11月6日撮影)
第10図 荒廃した保安林への放牧。3.4haの混交林へ平成12年10月から2か月間3頭放牧し(上),翌春に整備し,軽放牧しながら,保安林としての機能をもつ混交林に仕立て上げる(下)
第3表 林畜複合システムの利点
キーワード:畜産側\森林側\一般
第4表 林畜複合システムの問題点
第5表 飯干試験地における新植木の被害
第6表 林内放牧地の設置費用(平成12年度諸塚村飯干の例)
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