『農業技術大系』作物編 第8巻 佐賀・今泉生産組合+1~佐賀・今泉生産組合+12(ページ数:12)

水田の多面的利用>事例編>水田輪作で農産物の高付加価値を生み出す

「ゆい」を現代に活かした集落営農が築いた水田の高度利用 -米麦二毛作から脱却し,22類型の経営形態を創り出す- 佐賀県白石町 今泉生産組合(チャレンジ21今泉アグリ)

開始ページ: 佐賀・今泉生産組合+1

執筆者: 西岡廣泰

執筆者所属: 佐賀県杵島農業改良普及センター

備 考: 執筆年 2000年

記事ID: s228009z

見出し

〈地域の概要〉 ・・・〔1〕
 1.地域の水田の条件
 2.22の類型がある今泉集落の農業経営 ・・・〔2〕
〈集団化のあゆみと活動内容〉
 1.1988年までの生産組合の活動
  (1) 生産組合活動を通じた個々の農業経営の発展
  (2) ブロックローテーション方式による集団転作への取組み ・・・〔3〕
 2.1989年~91年の生産組合の活動
   (1)「七夕コシヒカリ」栽培と水田の新たな高度利用
   (2)機能集団活動の結成 ・・・〔4〕
   (3)子組合による露地野菜用機械の共同所有・利用
 3.チャレンジ21今泉アグリの活動(1992年以降)
   (1)「チャレンジ21今泉アグリ」の発足
   (2)米麦部門の大型機械の共同所有・利用 ・・・〔5〕
 4.組織と運営
   (1)複数の機能的集団を重層的に組織化
   (2)生産組合長の選出方法
   (3)意志決定システム ・・・〔6〕
   (4)子組合の活動内容
〈多面的利用の実際と技術〉
 1.七夕コシヒカリ確立による多面的利用
   (1)イネの作型分化
   (2)七夕コシヒカリの栽培技術
 2.レタスとキャベツの栽培 ・・・〔7〕
   (1)七夕コシヒカリ後作としての導入
   (2)育苗はJAのセンターに全面委託 ・・・〔8〕
 3.新作型の春一番タマネギの導入
〈多面的利用を支える集落の「ゆい」〉 ・・・〔9〕
 1.共同育苗と作付けの団地化による七夕コシヒカリの栽培
 2.水田の新しい高度利用方式の確立
 3.ブロックローテーション方式による集団転作
 4.耕種,畜産部門の中間生産物の共同利用と土壌管理
 5.機械の管理運営主体と共同所有・利用方式 ・・・〔10〕
〈集団の成果と地域への波及〉 ・・・〔11〕

キャプション

地域と多面的活用の概要
第1表 今泉集落の農業経営の状況(2000年)
第2表 今泉集落の農産物生産高(1996年)
第3表 今泉集落の作付け面積と飼養頭数の推移
第4表 今泉集落の10a当たり収量の推移
第5表 今泉集落の労働力構成(1997年)
第1図 チェレンジ21今泉アグリの組織図
第2図 共同育苗での播種作業
第6表 今泉周良鵜の水稲品種の作付け状況(2000年)
第3図 4月上旬の七夕コシヒカリの田植え作業
第4図 5月上旬に開催される現地検討会(畦道講習会・早朝研修会)
第5図 収量の予測と品質向上のため各圃場を坪刈りし,生育の状況に応じた刈取り時期の指導がある
第6図 七夕コシヒカリの収穫作業
第7図 七夕コシヒカリの後作キャベツ
第8図 タマネギの苗床,レタスとキャベツの露地栽培と,多彩に利用されている水田
第9図 タマネギの剪葉作業
第10図 今泉集落での水田の高度利用方式
第11図 7月上旬のダイズ団地でキャビン付きのトラクタによる播種作業
第12図 管理機によるダイズの土入れ
第13図 稲わらのロールベーラー
第14図 畜産農家の堆肥製造施設

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