『農業技術大系』作物編 第8巻 秋田・(有)せりた+1~秋田・(有)せりた+15(ページ数:15)
水田の多面的利用>事例編>水田輪作で農産物の高付加価値を生み出す
重粘の大型水田を不耕起により排水改善 -田畑輪換の産物を加工して産直が軌道に- 秋田県大潟村・有限会社せりた
開始ページ: 秋田・(有)せりた+1
執筆者: 農文協編集部
執筆者所属: 農文協
備 考: 執筆年 1999年
記事ID: s218010z
見出し
〈地域の概要〉 ・・・〔1〕
1.地域の水田の条件
2.水田利用の歴史と現状 ・・・〔2〕
(1)消極的減反からはなにも生まれなかった
(2)青刈り闘争のなかで
(3)田にも畑にも自在に使える基盤つくりに ・・・〔3〕
3.現在の水田の多面的利用
(1)イネ-コムギ-アズキの2年3作
(2)本作ダイズは排水良好田を選んで黄・緑・黒 ・・・〔4〕
(3)産直・加工をにらんだ田畑輪換と品種品目選択
〈田畑輪換・産直・加工-取組みの動機とねらい〉
1.自分の米は自分で売る覚悟
2.米の産直は,米以外の農産物・加工品を産みだした ・・・〔5〕
3.イネ不耕起栽培との出会い
〈多面的利用の実際と技術〉 ・・・〔6〕
1.イネの不耕起栽培が田畑輪換を可能にした
(1)不耕起栽培の弱点と克服
(2)水はけがよくなり何でもできる田へと変化 ・・・〔7〕
2.イネ不耕起移植栽培の技術
(1)栽培のあらまし
育苗
田植え ・・・〔8〕
水管理
除草
収穫
(2)成功のための3つのポイント
田植え3~5日前に冬草を枯らしておく
田植え2日前の入水と8時間前の止め水
稲わらの均一散布と均平作業 ・・・〔9〕
堆肥の散布
3.コムギはイネ間への立毛まきで
(1)稲わらがムギの発芽を助けてくれる ・・・〔10〕
(2)栽培のあらまし
4.マメ栽培での草との戦いは除草クリーナー皿カルチで制する
5.ダイズ,アズキ後作イネも無代かき ・・・〔11〕
〈加工業者の力も借りて通信販売〉
1.食品加工業者と結んだ産直ネットワーク
(1)委託によるもち米の加工
(2)材料を販売して商品を買い取る納豆加工 ・・・〔12〕
(3)志ある加工業者はたくさんいる ・・・〔13〕
2.加工があったから年寄りの腕も生きてくる
〈今後の課題〉
1.経営の現状
2.今後の計画と課題 ・・・〔14〕
キャプション
●経営のあらましと多面的活用の概要
キーワード:重粘土質土壌\不耕起栽培イネ\不耕起散播コムギ\アズキ\ダイコン
第1図 (有)せりたのメンバーの皆さん
第1表 経営の歩み
第2図 芹田さんの水田の活用のし方
第3図 不耕起でトンボが一斉に羽化する田に変わった
第4図 イネ-コムギ-アズキの2年3作輪作
第5図 左が不耕起1年目,右は代かきした田の秋の状態
第6図 不耕起移植栽培の作業のあらまし
第7図 今年の稲株,去年の稲株が残る不耕起田
第8図 刈取り時期を迎えたナンブコムギとその収穫
第9図 乗用田植機を改造した培土機(上)と,株元まで正確に培土して除草剤を不要にした皿カルチ部分(下)
第2表 芹田さんが販売する自家農産物商品
第10図 ダイズの畑のまわりの空地には,漬物用の野菜やダイコンが植えられている
第11図 芹田さんの加工ネットワーク―加工業者と提携して最高の商品をつくり出す
第12図 芹田さんの加工品
第13図 大潟村内にできた野菜センター
©1996-2013 Rural Culture Association Japan. All Rights Reserved.