『農業技術大系』作物編 第8巻 技+873~技+878(ページ数:6)

水田の多面的利用>基本技術編>圃場管理,圃場整備>水田の多面的利用と圃場条件,圃場管理/水田の利用形態と圃場条件,圃場管理

中山間地水田での放牧利用と圃場管理

開始ページ: 技+873

執筆者: 高橋佳孝

執筆者所属: 農林水産省中国農業試験場

備 考: 執筆年 1998年

記事ID: s202009z

見出し

 1.放牧による水田管理のねらい ・・・〔1〕
 2.水田放牧の成立条件
  (1) 農地の集積が第一
  (2) 排水を最優先に選定
  (3) 地形やまわりの環境の検討
  (4) 一筆ごとのチェックも必要 ・・・〔2〕
 3.草種・品種の選択と導入
  (1) 排水良好な場所にむく草種
  (2) 湿潤な場所にも導入可能な草種
  (3) 畦畔法面の野草も利用
 4.放牧のための水田の整備と管理 ・・・〔3〕
  (1) 不整面の修正
  (2) 畦畔の処理
  (3) 明・暗渠による強制排水
  (4) 道路の整備
 5.放牧施設の設置
  (1) 隔障物の設置と活用
  (2) 飲水場設置の留意点
  (3) 牛舎,避難舎の設置 ・・・〔4〕
 6.放牧地の管理,放牧方法
  (1) 放牧経験牛の確保
  (2) 適正な放牧強度
  (3) 草地の変化にあわせた臨機応変な対応
  (4) 施肥は極力避ける
 7.湿田の放牧地としての活用策
 8.畦畔法面の保全対策 ・・・〔5〕
  (1) 土法面の保全
  (2) 石垣法面の保全
 9.復田にあたっての留意点

キャプション

第1図 棚田の放牧場
第2図 耕作放棄田
第1表 シバ優占水田放牧地における放牧牛の採食量
   キーワード:草種
第3図 水田の原形を保護した牧柵設置の例
   キーワード:法面を崩さない牧柵の設置\畦畔を保護した柵の設置法
第4図 ドラム缶と廃材でつくった牛用飲水タンク
第2表 放牧地内に湿田がある場合の排水処理の工程
   キーワード:実施時期\電気柵による圃場の隔離\明渠の施工\不整面の修正\播種\鎮圧
第5図 畦畔のシバが広がり,急傾斜地の崩壊を防ぐ
第6図 石組みの間から生える植物が,石垣を崩す
第7図 牛が草木を採食してくれるので,石組み法面が保全できる

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