『農業技術大系』野菜編 第8-2巻 佐賀・中尾+1~佐賀・中尾+11(ページ数:11)

アスパラガス>精農家のアスパラガス栽培技術

県内で初めてゼンユウガリバーを導入して高品質多収栽培(反収4t超) ○水田に客土・堆肥を投入して土壌改良,高うね栽培 ○やや晩生の品種特性を踏まえて,やや遅めの立茎 ○秀品率と収量を高めるこまめな水管理 佐賀県武雄市 中尾太輔(48歳)

開始ページ: 佐賀・中尾+1

執筆者: 吉村俊弘

執筆者所属: アグリ技研(株)

備 考: 執筆年 2021年

記事ID: y468265z

見出し

 〈地域の概要〉・・・〔1〕
 〈全雄品種導入の経緯〉
 〈栽培技術の特徴〉・・・〔2〕
 1.定植前の準備
   ・ハウスの建込みの長さ
   ・土壌改良・土つくり
 2.通路の排水性改善・・・〔3〕
 3.ゼンユウガリバー特有の立茎の取組み
 4.立茎前の春肥・・・〔4〕
 5.立茎後の茎葉管理
   ・摘心作業(ピンチ)
   ・病害虫防除・・・〔5〕
   ・茎葉の整理
 6.高温期の温度管理
 7.夏秋芽収穫期の追肥
   ・有機質肥料
   ・土壌改良を目的とした液肥
 8.水管理
   ・灌水の考え方
   ・春芽~立茎時期の水管理・・・〔8〕
   ・梅雨明け後の高温乾燥時期
   ・夏の少量多灌水のタイミング
   ・秋から刈取り時期・・・〔9〕
 9.秋の養分転流促進対策
 10.地上部の刈取りと施肥
   ・刈取り
   ・バーナー処理・・・〔10〕
   ・冬 肥
 11.保温の時期と作業
 12.春芽収穫期の管理
   ・温度管理
   ・追 肥
   ・水管理
 〈今後の目標〉

キャプション

第1図 中尾さんのハウス全景
第2図 3品種の春芽生産状況(1年生株,2013年1月 31日) 左:ゼンユウガリバー(収穫1月 20日.),中:ゼンユウハヨデル(収穫1月8日.),右:ウェルカム(収穫1月11日.)保温開始12月25日
第3図 ゼンユウハヨデルの湾曲茎(やや多い)
第4図 左からゼンユウガリバー,ゼンユウハヨデル,ウェルカムゼンユウガリバーは太物比率が高い
第5図 10a当たり品種別・月ごと収量(2013年)
第6図 ゼンユウガリバー(右)は下枝が少なく,株元に光がよく入る。左はウェルカム
第7図 中尾さんのハウス内通路の排水性改善
第8図 バックホーで通路を掘って,完熟堆肥と土を混ぜて埋め戻した。滞水部分に根は伸びていなかった
第1表 中尾さんの立茎のポイント
第2表 中尾さんの施肥体系
第3表 中尾さんの作業体系
第9図 うねに設置した灌水チューブ(手動灌水)
第10図 少量多灌水したアスパラガス根元から素直にまっすぐ伸び,太くて元気な若茎が収穫できる
第11図 10a当たり収量の推移
第12図 ハウスのサイドだけでなく,上部も開けて,しっかり換気する。頻繁に灌水しても中が蒸れず病気になりにくい
第13図 春芽収穫状況

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