『農業技術大系』野菜編 第3巻 基+142の10~基+142の18(ページ数:9)
新たな花粉媒介昆虫「ビーフライ」
開始ページ: 基+142の10
執筆者: 西本登志
執筆者所属: 奈良県農業研究開発センター
備 考: 執筆年 2019年
記事ID: y443001z
見出し
(1) ビーフライの基礎知識 ・・・〔1〕
(2) ミツバチ,マルハナバチとの違い
(3) 有効な利用場面 ・・・〔2〕
(1)冬季の低温寡日照地域におけるミツバチとの併用
(2)奇形果が発生しやすい品種の栽培施設での単独利用
(3)小面積の栽培施設での単独利用
(4)ミツバチの活動が制限されている栽培施設での利用
(4) 利用上の注意点 ・・・〔4〕
(1)連続放飼が必要
(2)施設内での蛹の遭遇温度に注意
(3)ミツバチには影響のない農薬にも注意が必要
(4)栽培施設内は清潔に保つ ・・・〔5〕
(5)徘徊性のクモやアリに注意
(5) 導入方法 ・・・〔6〕
(6) 施設外への逃亡の防止 ・・・〔8〕
(7) 衛生上の問題はない
(8) 今後の展開
キャプション
第1図 イチゴに訪花するビーフライ(ヒロズキンバエ)
第2図 ビーフライのミツバチとの併用が奇形果(不授精果)発生に及ぼす影響
第1表 島根県出雲市における紅ほっぺ栽培経営体におけるビーフライ導入効果
第3図 アスカルビーの花で観察されたミツバチの不時訪花による雌ずいの黒変と肥大後の果実の奇形
第4図 ビーフライの単独利用が奇形果(不授精果)発生に及ぼす影響
第2表 奈良県生駒郡平群町の例年ミツバチとマルハナバチの働きが悪い栽培圃場におけるビーフライ導入効果
第5図 ミツバチと併用するビーフライの放飼数が奇形果(不授精果)発生に及ぼす影響
第6図 ビーフライ単用における放飼数が奇形果(不授精果)発生に及ぼす影響
第3表 花粉媒介昆虫が異なる栽培施設におけるイチゴの奇形果率
第4表 高温遭遇が14日後のビーフライの蛹の羽化率に及ぼす影響
第5表 適温下で羽化促進を施したビーフライの蛹への無加温ハウス内温度の影響
第6表 薬剤散布後のイチゴの植物体に接触した成虫の3日後の生存率
第7表 成虫に対する殺虫剤の直接散布の影響
第8表 成虫に対する殺菌剤の直接散布とくん煙剤の影響
第9表 イチゴの移植時の粒剤施用ならびに薬剤の灌注が成虫の生存率に及ぼす影響
第7図 蛹の設置方法と羽化率の関係
第8図 アリによる蛹の食害
第9図 ビーフライの導入方法
第10表 保温温度が蛹の羽化に要する日数に及ぼす影響
第11表 発泡スチロール箱と加温パネルを使用した場合の,5℃の冷蔵庫内での羽化率(%)の推移
第10図 イチゴに訪花するシジミチョウの仲間(10月中旬)
第11図 ビーフライの出荷実績の推移
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