『農業技術大系』野菜編 第8-1巻 基+278の67の2~基+278の67の13(ページ数:12)

ネギ>基礎編>作型,栽培システムと地域での生かし方

根深ネギの栽培=7月どりハウス越冬大苗栽培

開始ページ: 基+278の67の2

執筆者: 本庄求

執筆者所属: 秋田県農業試験場

備 考: 執筆年 2017年

記事ID: y428103z

見出し

 1.7月どり作型開発の背景 ・・・〔1〕
  (1) 過去20年間で出荷量は約2.8倍,販売額は約5倍
  (2) 小苗栽培では8月中旬からしか収穫できない
  (3) 栽培期間短縮のため,ハウス越冬育苗
 2.ハウス越冬大苗による7月どり作型の開発過程と成立要因 ・・・〔2〕
  (1) 断根の生じない育苗方法の採用
   (1)地床育苗では生育停滞
   (2)断根,剪葉を避けた大苗育苗が有効
  (2) 抽台のない大苗の育苗と7月どりに適する品種の特性 ・・・〔3〕
   (1)花芽分化しない程度の大きさの大苗
   (2)育苗中の剪葉を必要としない播種期
   (3)耐暑性の夏扇パワーが適する
  (3) 疎植による大苗の育成と圃場での生育促進効果 ・・・〔5〕
    1穴当たりの苗立ち本数は1本がよい
  (4) 連結紙筒育苗への応用
    連結紙筒育苗でも,7月下旬から収穫可能
 3.連結紙筒育苗でのハウス越冬大苗による7月どり作型の栽培のポイント ・・・〔6〕
  (1) 育苗
   (1)出芽までの管理
   (2)出芽後の灌水と温度管理 ・・・〔8〕
   (3)育苗時の追肥管理 ・・・〔9〕
   (4)目標とする定植期の苗の大きさ
  (2) 本畑
   (1)畑の選定
   (2)本畑の準備
   (3)植え溝づくり
   (4)定植
   (5)追肥と削り込み・土寄せ
   (6)雑草防除 ・・・〔10〕
   (7)病害虫防除
   (8)収穫・調製・出荷
 4.連結紙筒育苗でのハウス越冬苗による8月どり作型
  (1) 単価の高い太いネギが求められる
  (2) 株間が広がるほど太くなる ・・・〔11〕
 5.7~8月どり作型の広がり

キャプション

第1図 新作型(連結紙筒育苗によるハウス越冬育苗での7~8月どり)と慣行作型
第2図 地床育苗における生育停滞
第1表 ネギの定植時の剪葉と剪根が収穫時期および収量に及ぼす影響
第2表 育苗条件が定植期の草丈,地上部重および葉鞘径に及ぼす影響の重回帰分析による評価
第3図 セルトレイ育苗によるハウス越冬大苗の定植作業
第4図 定植期におけるセルトレイ育苗によるハウス越冬大苗(左)と慣行育苗の小苗(右)との比較
第5図 生育期(6月10日)におけるセルトレイ育苗によるハウス越冬大苗(左)と慣行育苗の小苗(右)
第3表 セルトレイ育苗でのハウス越冬大苗による7月どり作型の現地実証試験における収量
第4表 セルトレイの規格と1穴当たりの苗立ち本数の違いが定植期の生育に及ぼす影響
第6図 セルトレイの規格と1穴当たり株数の違いが定植後の出葉数および地上部重に及ぼす影響
第7図 連結紙筒育苗によるハウス越冬大苗の定植作業
第5表 連結紙筒育苗でのハウス越冬育苗による7月どり作型の現地実証試験における収量
第6表 連結紙筒育苗でのハウス越冬大苗による7月どり作型の栽培のポイント
第8図 10月~翌年4月における旬ごとの平均気温と日照時間
第9図 ハウス越冬大苗育苗における灌水管理のイメージ
第10図 ハウス越冬大苗育苗におけるハウスの換気開始温度の目安
第7表 連結紙筒育苗による越冬大苗の定植時の生育量
第11図 ハウス越冬大苗栽培における病害虫の発生消長
第12図 出荷までの調製作業
第13図 1穴当たりの苗立ち本数のイメージ(定植後)
第14図 収穫期(8月11日)における調製重と1本当たりの株間との関係
第15図 新設した越冬育苗用ハウスでの育苗(秋田県湯沢市)
第16図 7月と8月の出荷量の推移

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