『農業技術大系』野菜編 第2巻 熊本・宮崎+1~熊本・宮崎+11(ページ数:11)

トマト>精農家のトマト栽培技術

低軒高ハウス利用の複合環境制御による28tどり ○既存のハウス利用を前提とした収量向上技術の組み立て ○ドライミスト,ヒートポンプ,除湿機未導入の簡易装備 ○低コスト,高い収益性,規模拡大で利益の確保 熊本県八代市 宮崎正吾(60歳)・宮崎章宏(33歳)

開始ページ: 熊本・宮崎+1

執筆者: 深田正博

執筆者所属: 熊本県県南広域本部農業普及振興課

備 考: 執筆年 2017年

記事ID: y422005z

見出し

〈地域の概況〉 ・・・〔1〕
〈経営の特徴〉 ・・・〔2〕
 既存施設を活用した大規模経営
〈技術導入の経緯〉
 1.技術の導入過程(平成24年産)
   (1)重装備への違和感
   (2)従来の装備での成功例 ・・・〔3〕
   (3)モニタリング開始
 2.技術の導入過程(平成25年産)
 10a当たり75万~85万円の設備投資
〈簡易的な複合環境制御技術の実際〉 ・・・〔5〕
 1.ハウス環境の不利な条件とその対応策
 2.4段サーモによる温度管理
   (1)重油削減より生育促進を優先した温度管理
   (2)加温機,谷開閉機の温度設定
   (3)センサーの誤表示の対応策 ・・・〔6〕
 3.換気と加温による湿度管理(飽差管理) ・・・〔7〕
   (1)温度管理優先による過湿害,過乾燥害
   (2)日中と夜間の飽差管理
 4.外気並みか,それ以上のCO2濃度施用
   (1)温度と濃度連動の制御器
   (2)時期によって施用濃度設定を調節 ・・・〔8〕
   (3)加温機の有孔ダクトで施用
 5.生育促進に伴った十分な灌水・施肥量 ・・・〔9〕
   (1)地上部の管理に見合った地下部の管理
   (2)灌水量の目安
 6.側枝の管理 ・・・〔10〕
〈収量実績〉
〈今後の取組み〉 ・・・〔11〕

キャプション

第1図 八代地域の位置
第2図 八代地域トマト栽培の作型
第3図 家族,従業員のみなさん
第4図 宮崎さんの低軒高(2m前後)のハウス
第5図 複合環境測定器
第6図 CO2発生機
第7図 CO2濃度コントローラ
第8図 谷自動開閉装置
第9図 有孔ダクト
第10図 循環扇
第11図 養液土耕システム(チューブ)
第1表 八代地域のハウスで不利な条件とその対応策
第12図 通常より高い支柱で誘引高の拡大,採光性改善
第13図 厳寒期(晴天日)の温度設定
第14図 暖房機(4段サーモ),谷開閉機の温度設定
第15図 急激な換気により湿度が急変している例
第16図 換気方法改善により湿度変化が緩やかになった例
第17図 時期ごとのCO2濃度設定
第18図 収量の推移
第19図 親ダクトの空中設置
第20図 温度ムラ解消のための測定作業
第21図 温度ロガー
第22図 低温部分のダクトに線香束で孔を追加
第23図 熊本県の日射量変化

トップへ戻る