『農業技術大系』野菜編 第2巻 基+654の84~基+654の97(ページ数:14)

トマト>基礎編>作型,栽培システムと栽培の要点

ソバージュ栽培

開始ページ: 基+654の84

執筆者: 元木悟

執筆者所属: 明治大学

備 考: 執筆年 2017年

記事ID: y422002z

見出し

 1.トマト生産の現状と課題 ・・・〔1〕
  (1) 需要が増えるミニトマト
   (1)トマト生産の約1割を占める
   (2)夏場は少ない
  (2) 省力化がはかれる栽培法の開発
 2.トマトの新栽培法「ソバージュ栽培」の特徴 ・・・〔2〕
  (1) 省力化とコスト削減
   (1)逆U字支柱に誘引
   (2)10a当たり500~600株程度の疎植 ・・・〔3〕
   (3)交配と灌水ほぼ不要,芽かきや葉かきは初期のみ
   (4)基本は露地栽培
   (5)省力収穫向き品種
   (6)疎植でも収量は慣行栽培と同等 ・・・〔4〕
  (2) 価格の高い盛夏期にも生産可能 ・・・〔5〕
  (3) 新規就農者や女性でも取り組みやすい栽培法 ・・・〔7〕
   (1)収穫以外は省力
   (2)改良した直立ネット誘引 ・・・〔8〕
 3.「ソバージュ栽培」の実際
  (1) 畑の選定
  (2) 土壌改良 ・・・〔9〕
  (3) 基肥
  (4) 耕起およびうね立て ・・・〔10〕
  (5) 支柱およびネットの設置
  (6) 苗の準備
  (7) 定植
  (8) 定植後の管理
  (9) 整枝および誘引
  (10) ホルモン処理 ・・・〔11〕
  (11) 追肥
  (12) 裂果対策
  (13) 収穫および調製(増収対策) ・・・〔12〕
  (14) 病害対策
   (1)灰色かび病
   (2)斑点病
   (3)青枯病
   (4)疫病
 4.「ソバージュ栽培」を利用した調理用マーケット開拓の可能性
  (1) 日本における調理用トマトの現状
  (2) 調理用トマトの市場拡大に向けた課題と取り組み ・・・〔13〕
 5.国内における「ソバージュ栽培」の今後の展望 ・・・〔14〕

キャプション

第1図 東京都中央卸売市場におけるミニトマトの産地別入荷量の推移
第2図 ミニトマトの着果のようす
第3図 ソバージュ栽培のようす
第4図 ソバージュ栽培における支柱の設置方法
第5図 露地ミニトマトのソバージュ栽培(神奈川県川崎市)
第6図 ミニトマトの省力収穫向き品種に必要な特性
第7図 夏秋期に日持ち性の優れるロッソナポリタン
第8図 着果性が劣る品種は省力収穫には適さない
第9図 ロッソナポリタンの異なる栽培法および株間における総収量と可販果収量
第10図 ロッソナポリタンにおける栽培法ごとの糖度およびリコピン含量
第11図 各栽培法における作業項目別の作業時間
第12図 各栽培法における作業項目別の作業時間割合
第13図 ソバージュ栽培における誘引法の改良
第14図 ソバージュ栽培における誘引法の違い
第1表 ソバージュ栽培の収穫作業における労働負担別の作業姿勢割合(単位:%,OWAS法)
第15図 寒冷地におけるソバージュ栽培の栽培暦
第2表 寒冷地における基肥施肥例(単位:kg/10a)
第16図 9cmポット苗
第17図 テープナーなどで枝を誘引する
第18図 株元は2段目まで芽かきや葉かきを行ない,風通しを確保する
第19図 主枝を直立させ,誘引する
第20図 茎葉が通路側に倒れないようにマイカ線などで引き上げる
第21図 国別人口1人当たりのトマトの年間消費量(加工品を含む)
第22図 「イタリア料理店」の登録件数の推移(2005~2014年)

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