『農業技術大系』野菜編 第1巻 佐賀・山口+1~佐賀・山口+15(ページ数:15)

キュウリ>精農家のキュウリ栽培技術

ゆうみ637,極光607・抑制・半促成栽培 ○複合環境制御装置・環境測定装置の導入活用 ○生育状況の観察と環境制御の併用で収量40t/10a ○作型の前進化と収穫期間の確保,省エネ対策 佐賀県武雄市 山口仁司(64歳)

開始ページ: 佐賀・山口+1

執筆者: 大串和義

執筆者所属: 佐賀県杵藤農林事務所杵島農業改良普及センター

備 考: 執筆年 2015年

記事ID: y401002z

見出し

〈地域の概要と山口さんの経営〉 ・・・〔1〕
 1.地域の特徴
 2.経営のあゆみと特徴
 3.JA佐賀みどり地区施設胡瓜部会 ・・・〔3〕
 4.北部九州胡瓜研究会
〈栽培・ハウス装備の特徴〉 ・・・〔4〕
 1.栽培の特徴
   (1)作型を組み合わせた収穫期間の確保
   (2)耐病性品種の導入
   (3)土つくり,土壌消毒による土壌環境の健全化
   (4)自家育苗を中心とした苗づくり
   (5)不耕起栽培による収穫期間の確保 ・・・〔5〕
   (6)土壌分析に基づく肥培管理
 2.ハウス装備の特徴
   (1)硬質フィルムハウスによる作型の前進化
   (2)天井ビニールの材質を考慮した生育促進
   (3)天井2層カーテン,サイド2層カーテンによる省エネ対策 ・・・〔6〕
    天井2層カーテン
    サイド2層カーテン
   (4)ヒートポンプを活用した暖房と除湿冷房
   (5)白黒ダブルマルチによる光の有効活用
   (6)複合環境制御装置を活用した温湿度管理
   (7)炭酸ガス発生装置を活用した日中濃度の確保
   (8)環境測定装置を活用した温度,湿度,炭酸ガス管理 ・・・〔7〕
〈環境制御の取組み内容〉
 1.環境制御技術の導入の背景
 2.環境制御技術の考え方
 3.環境制御の内容 ・・・〔8〕
   (1)炭酸ガス濃度
   (2)湿度管理 ・・・〔9〕
   (3)温度管理
   (4)送風管理 ・・・〔12〕
   (5)灌水管理
   (6)施肥管理
〈樹の管理と病害虫防除〉 ・・・〔13〕
 1.整枝管理
 2.摘葉管理
 3.病害虫防除
〈今後の課題〉 ・・・〔14〕
    炭酸ガス濃度の適正化
    湿度確保の効率化
    灌水管理の省力化・効率化
    作型の検討
    土つくりの重要性
    環境制御に伴う草姿の変化・草勢管理技術

キャプション

第1表 山口さんの経営・栽培技術・ハウス装備などの変遷
第1図 炭酸ガスの日中施用後の収量推移(2009年から日中施用開始)
第2図 胡瓜部会の炭酸ガス発生装置,環境測定装置の導入状況(JA佐賀みどり地区施設胡瓜部会)
第3図 県内同志による現地研修会
第2表 ハウス構造の変遷と作型の変化
第4図 有機物の施用状況(麦わら,厚さ12~15cm)
第5図 定植後の苗姿
第6図 土壌採取用の自作棒
第7図 硬質フィルムハウス
第8図 白黒ダブルマルチの被覆
第9図 S社製複合環境制御装置
第10図 S社製環境測定装置
第11図 ハウス内環境の表示
第12図 環境管理による行動の変化
第13図 炭酸ガス局所施用装置
第14図 ハウス開放時の炭酸ガス濃度の推移(2014年9月16日,晴天日)
第3表 山口さんの炭酸ガス施用の方法
第15図 ハウス内湿度の違いと炭酸ガス濃度の推移(2014年3月3日,晴天日)
第16図 ハウス内湿度の違いと収量(2014年3月3日,晴天日)
第17図 山口さんの時間別の温度推移(2013年産,晴天日で比較)
第18図 10日間の平均気温の違いと収量(2013年産)
第4表 山口さんの温度管理の事例(冬期)
第19図 加温機ダクトによる送風
第20図 テンションメーターによる土壌水分の測定
第5表 枝の状態と栽培管理
第21図 冬期の摘葉状態
第22図 整枝・摘葉した茎葉の持ち出し

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