『農業技術大系』野菜編 第3巻 基+27~基+39(ページ数:13)

イチゴ>基礎編>生育のステージと生理,生態

増殖と花芽分化

開始ページ: 基+27

執筆者: 吉田裕一

執筆者所属: 岡山大学

備 考: 執筆年 2012年

記事ID: y373002z

見出し

 1.ランナー発生と子株の発育 ・・・〔1〕
  (1) ランナーによる栄養繁殖
   (1)種子繁殖性品種や組織培養による育苗もあるが
   (2)アメリカのマット栽培と静岡県久能山の石垣イチゴ栽培
   (3)1980年代から現在までのランナーによる増殖技術の発展
  (2) ランナー発生の条件(温度・日長と休眠) ・・・〔2〕
   (1)休眠打破のために低温要求が不要になった現在の品種
   (2)低温によって休眠が打破されると生長活性が増大
  (3) 子株の発育 ・・・〔3〕
   (1)子株の発生と形成
   (2)育苗方式とランナー発生
 2.花芽分化 ・・・〔4〕
  (1) 低温,短日,低窒素栄養で花芽分化が促進される日本の品種
  (2) 花芽分化という現象と言葉の定義 ・・・〔5〕
  (3) 花芽分化の条件 ・・・〔7〕
   (1)日長と温度
   (2)日長と光強度の関係 ・・・〔8〕
   (3)窒素栄養と炭水化物栄養 ・・・〔9〕
   (4)苗齢,炭水化物栄養とクラウンの深さ ・・・〔11〕
   (5)諸要因の相互作用 ・・・〔12〕

キャプション

第1表 イチゴの半促成栽培で休眠打破に必要な低温遭遇時間の品種間差異
第1図 空中採苗中に不定根が発根し始めた子株(左)と発根後枯死した老化苗の根(右)
第2図 ランナー発生の模式図
第3図 栄養生長期(左)と花芽分化初期(右)におけるイチゴの茎頂分裂組織
第4図 花房分化期のイチゴの茎頂分裂組織
第5図 トレイ育苗した女峰の開花に及ぼす定植時期の影響(2008年)
第6図 花成誘導刺激の蓄積(花成抑制の解除)モデル
第7図 イチゴの花芽分化に及ぼす温度と日長の影響
第2表 イチゴ品種の花芽分化感応温度と日長
第8図 イチゴの花芽形成に及ぼす温度と日長の影響
第9図 24時間日長条件下におけるイチゴの花芽形成に及ぼす温度の影響
第3表 イチゴの花芽分化に及ぼす気温,日長と窒素栄養の影響(単位:日)
第4表 イチゴの花芽分化に及ぼす気温と窒素栄養の影響(単位:日)
第10図 窒素施肥が新生第3葉葉身中全窒素濃度に及ぼす影響(6品種平均,第4表参照)
第11図 挿し苗時期,苗のサイズとクラウンの深さがトレイ育苗した女峰の開花に及ぼす影響
第12図 イチゴの炭水化物濃度に及ぼす気温と育苗方法の影響
第13図 窒素栄養レベルが異なるイチゴの花成誘導限界気温と日長の関係
第14図 苗齢または大きさが異なるイチゴの花成誘導限界日長と気温の関係

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