『農業技術大系』野菜編 第7巻 基+56の4~基+56の15(ページ数:12)

ツケナ類>基礎編>コマツナの栽培

べたがけ溝底播種・寒冷地冬どり栽培

開始ページ: 基+56の4

執筆者: 小沢聖

執筆者所属: 東北農業試験場

備 考: 執筆年 1996年

記事ID: y21709zz

見出し

I この栽培の特徴とねらい
 1.寒冷地に地場産の冬野菜を
   (1)寒冷地は冬野菜の大量消費地
   (2)冬野菜の種類と量を豊富に
   (3)無加温ハウスで労力をかけずに栽培 ・・・〔2〕
 2.冬でも栽培可能な野菜と品種
 3.べたがけ溝底播種の環境と生育 ・・・〔3〕
   (1)長靴の足跡から生まれた新技術
   (2)溝底播種で夜間の地温と葉温が上昇
   (3)溝底播種で生育促進,凍害抑制 ・・・〔4〕
   (4)気温1.2℃の上昇に匹敵
   (5)溝底播種の欠点
 4.適地と施設の有効利用 ・・・〔5〕
   (1)強度やませ地帯は冬菜の適地
   (2)冬の栽培に適した東西向きハウス
   (3)積雪対策に有効な中柱 ・・・〔7〕
   (4)冬のコマツナで除塩
 5.生育促進後は寒さを活かす
   (1)出荷期間の延長
   (2)品質・食味の向上
II 栽培のポイント ・・・〔8〕
 1.溝底播種の適用時期
 2.潅水
 3.施肥の判断と施用
   (1)ハウス中央部のECで判断
   (2)中央部と周辺部で塩類集積程度に差
   (3)土壌診断も中央部と周辺部は別々に ・・・〔9〕
 4.溝底播種機とその調整
 5.溝底への播種作業
 6.べたがけ資材
 7.病害虫防除
 8.寒締めのポイント ・・・〔10〕
   (1)ハウスの開放とべたがけの除去方法
   (2)寒締め菜っ葉の収穫・出荷
III 導入状況と可能性
 1.村と街の母さんたちを結ぶ寒締め菜っ葉
 2.食味・栄養価重視で消費者へ
 3.広がる「寒締め菜っ葉」の可能性 ・・・〔11〕

キャプション

第1図 盛岡市中央卸売市場で1992年に扱った野菜の県内産と県外産の月別取扱額
第1表 盛岡市中央卸売市場で1992年に扱った野菜の出荷額上位7県とその割合
第2図 厳寒期も簡易パイプハウスで栽培
第2表 冬期岩手県における地域別・性別緑黄色野菜の1日1人当たり摂取量(単位:a)
第3表 各種菜っ葉の播種72日後の葉面積
   キーワード:作物\品種
第3図 栽培期間中のハウス外日平均気温(東北農試)の推移
第4図 これまでのべたがけと溝底播種法との比較
第5図 べたがけ溝底播種栽培での初期生育の様子
第6図 平床播種のコマツナの葉温,地温,日射量の日変化(上図)および溝底播種と平床播種の葉温差と地温差(溝底播種‐平床播種)の日変化(下図)
第7図 平床播種と溝底播種の初期生育の差
第8図 コマツナの凍害
第4表 コマツナの凍害に及ぼす溝底播種の影響
   キーワード:平床播種
第5表 コマツナの収量に及ぼす溝底播種の影響(単位:kg/a)
   キーワード:平床播種\せいせん7号
第9図 平床播種と溝底播種で栽培したコマツナの生育期間の平均気温と葉面積との関係
第10図 やませ地帯の冬の気象の特徴(1961年から1990年の平均)
   キーワード:平均気温\日射量
第11図 東西棟と南北棟ハウス内の日射量,気温(高さ1m),地温(深さ5cm)の比較
第12図 冬のフィルム除去によるECの変化
   キーワード:深さ
第13図 ハウスの開放による低温処理がコマツナとホウレンソウの生育に及ぼす影響
   キーワード:地上部生体重\密閉
第14図 ハウス開放による低温処理がコマツナとホウレンソウのビタミンC含有率に及ぼす影響,および盛岡の市販品のビタミンC含有率との比較
   キーワード:密閉
第6表 コマツナの作付け前後のE.C.(単位:mS/cm)
第15図 ハウス土壌のE.C.と含水比の水平分布(深さ10cm)
第16図 溝底播種機「厨川1号」の作業
第7表 山形村のホウレンソウが抱える問題点
第17図 収穫期のコマツナ
第8表 寒締めホウレンソウに対する消費者の意識調査
第9表 菜っ葉の形態と味・栄養価との関係に対する消費者の知識調査
第18図 寒締めで食味・栄養価が高いコマツナ

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