『農業技術大系』野菜編 第7巻 基+59~基+69(ページ数:11)

ツケナ類>基礎編>技術と経営戦略>冬季の低温に晒して多日照を活かす 「コマツナ・ホウレンソウ」の高栄養・高機能野菜生産 ▽低温・多日照

冬季の低温に晒して多日照を活かす 「コマツナ・ホウレンソウ」の高栄養・高機能野菜生産 ▽低温・多日照の冬季気象を活かす ▽べたがけ+溝底播種法による微気象利用の生育促進 ▽寒に晒して体内養分を富化

開始ページ: 基+59

執筆者: 高橋智宏

執筆者所属: 岩手県立農業試験場県南分場

備 考: 執筆年 1995年

記事ID: y0701680

見出し

 1.地域の風土 ・・・〔1〕
  (1) ヤマセによる低温の夏を活かす葉物栽培
  (2) 冬の低温多日照を活かしたい ・・・〔2〕
 2.技術の着眼点 ・・・〔3〕
  (1) 低温に強い除塩作物の選択
  (2) べたがけ+溝底播種法の開発
   (1)昼間の熱を夜に活かす ・・・〔4〕
   (2)溝底播種法の保温効果
  (3) 低温に当てて収穫期間の延長と高品質化を同時実現 ・・・〔5〕
   (1)収穫期間の延長
   (2)低温に当てて品質を高める
  (4) 残肥利用で除塩と冬の稼ぎを生み出す ・・・〔6〕
   (1)冬の菜っ葉で除塩し,夏ホウレンソウの萎凋病を減らす
   (2)稼ぎながら土壌病害を減らす
 3.栽培技術のポイント ・・・〔7〕
  (1) 播種準備
    施肥
    堆きゅう肥
    耕起・整地
    潅水
  (2) 播種
  (3) 播種後の管理 ・・・〔8〕
    間引き
    潅水
    保温資材の利用
    ハウスの換気
    病害虫防除 ・・・〔9〕
    収穫・調整
 4.冬季葉物栽培の収支
 5.現地農家の取組みから
  (1) 立地条件
  (2) 経営の概要 ・・・〔10〕
  (3) 葉物栽培に対する考え方と今後の経営展開

キャプション

第1図 岩手県沿岸北部(久慈,宮古)と岩手県内陸部(盛岡)の気象数値の平年値比較
第2図 湿気の高い偏東風(ヤマセ)が霧となってハウスを襲う
第1表 久慈地方の雨よけホウレンソウ栽培における農薬の使用回数
第3図 久慈地方農協雨よけホウレンソウ販売実績推移
第2表 葉菜類の低温伸長性の比較と低温に対する生育反応の特徴
   キーワード:コマツナ\ハクサイ\ダイコン\大崎菜\タイサイ\仙台雪菜\千宝菜\カブ\キョウナ\チンゲンサイ\アブラナ\キャベツ\ホウレンソウ\レタス
第4図 久慈地方における雨よけホウレンソウ栽培状況
第3表 コマツナの収量と凍害に及ぼす溝底播種法の影響
第5図 凍害を受けたコマツナ
第6図 べたがけ下の溝底播種法
第7図 溝底播種法と従来法で栽培したコマツナの葉温差と地温差(溝底播種法‐従来法)の日変化
第8図 ハーベスタブルストックの概念
第9図 低温がコマツナ,ホウレンソウのビタミンC含有量に及ぼす影響
第10図 久慈地方における雨よけホウレンソウハウスの土壌分析結果(久慈農業改良普及所,平成5年度,698点)
第11図 久慈地方における雨よけホウレンソウハウスの電気伝導度(EC)と土壌病害発生程度の関係(久慈農業改良普及所,平成元年調査)
第4表 コマツナ作付けによる除塩効果
第12図 冬のフィルム除去によるECの変化
第13図 溝底播種機による播種
第14図 溝底播種(上)と慣行の平床播種(下)
第5表 従来から久慈地方で栽培されている冬の菜っぱ
   キーワード:レタス\ナバナ\コマツナ
第15図 冬の菜っぱの栽培例と粗収益
   キーワード:ホウレンソウ\溝底・コマツナ\ハウスレタス\ナバナ
第16図 明戸実さん
明戸さんの経営の概要
第17図 明戸さんのハウス(コマツナが生育中)

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