『農業技術大系』作物編 第6巻 技+219~技+253(ページ数:35)
小うね立て播種栽培
開始ページ: 技+219
執筆者: 高橋昭喜
執筆者所属: 岩手県農業研究センター
備 考: 執筆年 2012年
記事ID: s346005z
見出し
1.技術開発の背景とねらい ・・・〔1〕
2.うね立ての原理
(1) ハローの仕様替え
(2) 適正な耕深・爪の形状 ・・・〔2〕
3.圃場の準備とトラクタの選択 ・・・〔4〕
4.爪配列の考え方
(1) 播種機オフセットでの対応
(2) 作業機オフセットでの対応
(3) 作業機オフセットが長すぎる場合 ・・・〔6〕
(4) 両端の爪本数が異なる場合
(5) 爪配列のルール
5.爪配列の特殊なケース
6.代かきハローへの播種機の装着 ・・・〔8〕
(1) 主要な部品
(2) 播種機の高さが不足するときの対応 ・・・〔9〕
7.改良部分のまとめ ・・・〔13〕
8.オプション部品の装着
(1) チゼル爪装着による排水性向上
(2) ゲージ輪装着による耕深の安定化 ・・・〔19〕
(3) マーカーの装着による隣接条間合わせの簡便化
(4) 取付部品の強度向上
(5) レーキスクリーンの装着による砕土性向上,土壌の飛散軽減 ・・・〔20〕
(6) 目皿式播種ユニットによる点播精度の向上
(7) まとめ
9.播種機の性能 ・・・〔21〕
(1) うね立て・砕土性能
(2) トラクタの適応馬力 ・・・〔23〕
(3) 作業速度・作業能率
10.導入効果 ・・・〔24〕
(1) 排水の効果
(2) 増収効果
(3) 播種機の組立てコスト ・・・〔25〕
(4) 作業可能面積
(5) 経済性評価 ・・・〔26〕
11.普及状況とマニュアルの作成 ・・・〔28〕
12.ダイズ小うね立て播種の応用
(1) 密条用小うね立て仕様(主にムギ類) ・・・〔31〕
(1)うねをつくるための基本仕様
(2)播種機の性能と効果 ・・・〔32〕
(2) 平うね立て仕様(ダイズの狭畦密植栽培,ソバ,ナタネなど) ・・・〔33〕
(1)うねをつくるための基本仕様
(2)播種機の性能と効果
13.今後の課題 ・・・〔34〕
(1) 圃場適応性の判断
(2) 関連技術の開発・体系化
(3) 機械の汎用利用による低コスト化
キャプション
第1図 耕幅220cmのホルダー型代かきハローによる3条小うね立て仕様の爪配列
第2図 代かきハローのロータリカバーと均平板
第3図 改良型ターンバックルによる吊り上げ
第4図 小うね立て播種仕様にした代かきハローによる,うねの形成状況
第5図 代かきハローの耕深が深すぎて作畦が不十分な状態
第6図 爪形状
第1表 主要メーカーの代かきハローの基本爪の種類と小うね立て仕様に必要な爪・必要差し替え本数
第7図 耕幅280cmの代かきハローの爪配列と作畦・播種のイメージ
第8図 耕幅220cmの代かきハローの爪配列と作畦・播種のイメージ
第9図 耕幅220cmの代かきハローによる隣接条間のでき方(目視合わせ)の例
第10図 耕幅220cmの代かきハローによる隣接条間のでき方(マーカー合わせ)の例
第11図 耕幅220cmの代かきハローで配列が均等になるように振り分けた例(1)
第12図 耕幅220cmの代かきハローで配列が均等になるように振り分けた例(2)
第13図 耕幅220cmの代かきハローで右端と左端の配列本数が同数にならない場合の配列例(1)
第14図 耕幅220cmの代かきハローで右端と左端の配列本数が同数にならない場合の配列例(2)
第15図 耕幅280cmの代かきハローにおけるトラクタ車輪の影響と爪配列アレンジ
第16図 耕幅220cmの代かきハローにおけるトラクタ車輪の影響と爪配列アレンジ
第17図 代かきハローに播種機を装着するための主要な部品
第18図 作業取付バー(1)
第19図 嵩上げ用改良取付プレートを装着した作業機取付バー(1)
第20図 嵩上げができる市販の角バー取付用部品
第21図 作業機取付バー(2)
第22図 播種機のトップリンク部分
第23図 標準と逆向きに装着した播種機装着用ブラケット
第2表 取付バーの種類と適応する播種機の嵩上げ手段
第3表 小うね立て播種をするために必須となる機械・部品とそれぞれに必要な仕様と改良点
第24図 均平板の取り外し,ロータリカバーの吊り上げ作業
第25図 爪配列の並べ替え作業
第26図 播種機装着用アタッチメントの取付播種ユニットの装着作業
第27図 播種機完成後の播種深調整作業(最終調整,組立て完成後に実施)
第28図 爪を並べ替えた代かきハローの作畦確認・調整作業
第29図 チゼル爪の装着作業
第30図 ゲージ輪の装着作業
第31図 線引きマーカー
第32図 レーキスクリーン
第33図 ゴム板
第34図 スライドロール式播種機(右:スライドロール部分)
第35図 目皿式播種機(右:回転目皿部分)
第4表 播種機による苗立ちの違い(北上市所内,2008年)
第36図 主要な改良部品を装着した4条ダイズ小うね立て播種機(耕幅300cm)
第5表 オプション部品の効果と装着の際の留意点
第6表 オプション部品の装着状況とうね立て・砕土性能
第7表 播種前の測定地点での平均高度を0cmとした場合のうね面高度(北上市所内,2007年)
第37図 うね形状のモデル
第8表 ダイズ小うね立て播種機の作業能率
第38図 降雨後の滞水状況(播種後2週間,2011年)
第9表 播種後6週間(降雨後4週)の生育状況
第39図 初期(播種後7週間,2007年)の生育差
第40図 成熟期のようす(2007年)
第10表 慣行平うね栽培に対する小うね立て栽培の子実重(品種:ナンブシロメ)
第11表 ダイズ小うね立て播種機の基本仕様組立てに必要な概算費用など
第12表 オプション装備にかかる費用試算(円)
第13表 ダイズ小うね立て播種機の作業可能面積(負担面積)
第14表 ダイズの収量水準・栽培様式別経営収支(ダイズ15ha・水稲30ha複合経営)
第15表 増収による収支の変化
第41図 ダイズ15ha規模の単収別所得と労働生産性
第16表 岩手県内と東北地域における小うね立て播種栽培普及面積の推移
第42図 密条用小うね立て播種機(ハロー耕幅240cm,8条)
第43図 爪配列の改変(ハロー耕幅240cm,8条)
第44図 密条用小うね立て播種機のうね立て・播種プロファイル
第17表 密条用小うね立て播種機の作業能率
第45図 冬期播種栽培への適用
第46図 生育および子実重の比較(2009~2011年試験事例より)
キーワード:苗立ち本数\越冬後茎数\穂数
第47図 耕幅260cmの代かきハローの平うね立て仕様の配列例とうね立てイメージ
第48図 うね立て同時播種機(晩播ダイズ,ソバ仕様)
第18表 ナタネ播種機の作業能率(2010年)
第19表 晩播ダイズうね立て播種機の作業能率
第20表 ナタネのうね立て播種による増収効果
第21表 東北地域での小うね立て播種栽培の実証例(2010年)
第49図 改良型ディスク式除草機による雑草管理作業
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