『農業技術大系』土壌施肥編 第8巻 和歌山・岩本+1~和歌山・岩本+14(ページ数:14)

実際家の施肥と土つくり>樹園地土壌の実例

自然に生える草とタネ・苗を植える草による草生で省力高品質ミカンづくり 和歌山県海南市・岩本治

開始ページ: 和歌山・岩本+1

執筆者: 岩本治

執筆者所属: マルヨ農園

備 考: 執筆年 2021年

記事ID: d328101z

見出し

 1.土壌・施肥をめぐる課題 ・・・〔2〕
  (1) 地域の概況
   (1)歴史の古い貯蔵ミカン産地
   (2)母岩は秩父古生層の結晶片岩系
   (3)隔年結果がひどくなっている
  (2) 私の栽培法と土壌管理 ・・・〔3〕
   (1)新品種の導入と除草剤を使わない栽培
   (2)傾斜地の土つくりを草生栽培で補う ・・・〔4〕
   (3)同じ糖度でもうま味のあるミカン ・・・〔5〕
 2.私の土壌診断
  (1) 生育観察による診断
   (1)ミカンには肥料が必要
   (2)樹勢の強い品種の草生では窒素が欠乏 ・・・〔6〕
   (3)草生で水分ストレスが軽減できる
  (2) 圃場の違いによる診断と対策 ・・・〔7〕
   (1)生える草で土の状態がわかる
   (2)やわらかい畑の草,除草剤連用畑の草
   (3)見つけたら早めの対策が必要な草
  (3) 草生栽培導入前と後の土壌診断 ・・・〔8〕
 3.草生栽培による土をよくするしくみ ・・・〔9〕
  (1) 草種による土の団粒化促進
    ヘアリーベッチ(クサフジ)
    クローバ(シロツメクサ,アカツメクサ)
    ナギナタガヤ
    アークトセカ ・・・〔10〕
    ヒメツルソバ
    ダイカンドラ(ダイコンドラ)
    斑入りカキドウシ(グレコマ)
    ヒメイワダレソウ(リピア,リッピア)
    ヒメイワダレソウ(クラピアK7) ・・・〔11〕
  (2) 草種による土壌微生物多様性の変化
 4.草生管理の実際 ・・・〔12〕
  (1) 冬草や春草は刈らずに倒す
  (2) 春の施肥は5月初旬 ・・・〔13〕
  (3) 今後の課題

キャプション

倒した草と筆者
第1図 筆者のマルヨ農園から見た地形
第2図 土壌・施肥をめぐる課題
第3図 除草剤を連用している園地
第1表 経営と土壌管理の変遷
第4図 雑草草生のミカン園
第2表 草生栽培と慣行栽培での果実成分
第5図 7月のヒメイワダレソウ草生園地のミカン
第6図 干ばつ時の慣行栽培園地のミカン
第7図 ミカン樹の年間水分要求度
第8図 草生導入前の慣行栽培の園地
第9図 草生栽培10年の園地
第10図 ナギナタガヤ草生の日南ミカン園
第11図 12月のアークトセカ草生園地
第12図 12月のヒメツルソバ草生園地
第13図 7月下旬のヒメイワダレソウ草生園地
第14図 ヒメイワダレソウ園地のプレート発色状態
第15図 アークトセカ園地のプレート発色状態
第3表 土壌微生物多様性・活性数値の目安
第16図 ミカンの生育と草生管理
第17図 4〜5月に倒した春草が6月には枯れ始めている

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