『農業技術大系』土壌施肥編 第3巻 土壌と活用VI+16の11の2~土壌と活用VI+16の11の4(ページ数:13)
土壌の性質と活用>VI 土壌汚染,環境問題と土壌管理>耕地と土壌汚染,環境問題
土壌凍結深の変化と水分・溶質移動の特徴
開始ページ: 土壌と活用VI+16の11の2
執筆者: 岩田幸良
執筆者所属: (独)農研機構北海道農業研究センター
備 考: 執筆年 2013年
記事ID: d243004z
見出し
1.積雪と土壌凍結の密接な関係 ・・・〔1〕
(1) 気候変動による土壌凍結深の減少
(2) 雪の断熱効果
(3) 積雪の速さ・積雪期間 ・・・〔2〕
2.土壌凍結が引き起こす水と溶質の移動 ・・・〔3〕
(1) 霜柱形成のプロセス
(2) 凍結層形成過程での上向きの水移動 ・・・〔4〕
(3) 凍結層による融雪水の浸透抑制 ・・・〔6〕
3.土壌凍結深の減少が農地の水と溶質の移動に与えた影響 ・・・〔7〕
(1) 冬の土壌中の熱・水・溶質移動の観測
(2) 現在の土壌水分移動の特徴 ・・・〔8〕
(3) 過去の土壌水分移動の特徴 ・・・〔10〕
(4) 冬の土壌水分移動の変化に伴う溶質移動の変化 ・・・〔11〕
4.土壌凍結深の変化が十勝の農業に与えた影響 ・・・〔12〕
キャプション
第1図 最大土壌凍結深の推移
第2図 最大土壌凍結深と積算寒度,最大積雪深,12月1日から積雪深が0.2mを超える日までの日数の関係
第3図 地温と気温の差と積雪層の熱伝導率を一定と仮定したときの,積雪深(ΔSd)と土壌から大気に奪われる熱量(Q)の関係
第4図 最大積雪深と,12月1日から積雪深が0.2mを超える日までの日数の関係
第5図 初冬に見られる霜柱
第6図 土壌中で形成された霜柱が地表面を持ち上げたようす
第7図 土層内に霜柱状のアイスレンズが発達し,間隙が多くなった凍結層
第8図 凍土の掘削と土壌断面
第9図 凍結層中に層状に観察されるアイスレンズ
第10図 土壌凍結層が発達したときの農地の熱・水・溶質の移動
第11図 土壌凍結深が発達した圃場における湛水と表面流出の跡
第12図 冬の熱・土壌水分・溶質移動を観測するためのサイトを設置した北海道農業研究センターの位置
第13図 現在の十勝の熱と水の移動を観測するためのサイト(熱・水移動観測サイト)
第14図 過去と現在の熱・水・溶質移動を比較するためのサイト(積雪処理サイト)
第15図 積雪処理サイトにおける積雪深と土壌凍結深の推移(2005年11月~2006年4月)
第16図 熱・水移動観測サイトにおける土壌水の移動速度(水フラックス)の積算値
第17図 積雪処理サイトの積雪処理区(処理区)と自然積雪状態の試験区(対照区)における深さ0.4mの水フラックス積算値(左:厳冬期,右:融雪期)
第18図 積雪処理サイトで観測された最大土壌凍結深と融雪期における融雪水の浸透割合(融雪水の浸透量/融雪水量)の関係
第19図 積雪処理サイトの積雪処理区(処理区)と自然積雪状態の試験区(対照区)における硝酸態窒素濃度の鉛直分布
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