『農業技術大系』土壌施肥編 第4巻 実際+372の2~実際+372の10(ページ数:9)
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イネの高温障害-高温不稔,白未熟粒,胴割れ粒
開始ページ: 実際+372の2
執筆者所属: (独)農業・食品産業技術総合研究機構作物研究所/(独)農業・食品産業技術総合研究機構近畿中国四国農業研究センター
備 考: 執筆年 2009年
記事ID: d204010z
見出し
(1) イネの生育・収量への高温の影響 ・・・〔1〕
(2) 高温不稔
(1)開化期前後の温度と不稔発生
(2)穂温と気温の較差 ・・・〔2〕
(3)高温耐性と高温回避性
(3) 白未熟粒のタイプと発生要因
(1)デンプン蓄積低下時期との関係
(2)登熟期の高温との関係 ・・・〔3〕
(3)気温以外の要因
(4) 粒重低下・白未熟粒の発生メカニズム ・・・〔4〕
(1)胚乳細胞の分裂・肥大の加速
(2)デンプン合成関連酵素・遺伝子発現の低下
(3)デンプン分解の促進 ・・・〔5〕
(5) 胴割れ粒の発生とメカニズム
(1)米粒内水分の急激な変化
(2)登熟初期の高温の影響 ・・・〔6〕
(6) 栽培面からの高温対策
(1)作期の移動
(2)登熟期の窒素維持,分げつ期の深水管理など ・・・〔7〕
(7) 品種間差異と耐性品種の開発 ・・・〔8〕
キャプション
第1表 高温処理が稔実率に及ぼす影響
第1図 葯の基部裂開長と20個以上の花粉が柱頭に着床した穎花の割合の関係
第2図 葯の形態の品種間差異。白枠部が葯の基部裂開部
第3図 玄米のタイプ
第4図 地点別の白未熟粒発生率
第5図 日射量別にみた乳白粒発生率と出穂後20日間の平均気温の関係
第6図 穎果におけるデンプン代謝関連遺伝子に及ぼす高温の影響
第7図 高温処理した水稲玄米の胴割れ率(棒線)と籾乾物重の推移(折れ線)
第8図 登熟初期の水管理条件が胴割れ発生程度に及ぼす影響
第9図 玄米窒素含有率別にみた出穂後20日間の気温と基部未熟粒発生率の関係
第10図 玄米窒素含有率別にみた出穂後10日間の平均日最高気温と胴割れ率との関係
第11図 深水管理(分げつ盛期から最高分げつ期水深18cm)による白未熟粒割合への影響
第12図 ‘ハナエチゼン’‘新潟早生’のF2,F3集団の解析における背白粒,基部未熟粒のQTLの推定領域
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