『農業技術大系』畜産編 第2-1巻 技+429~技+445(ページ数:17)
生産獣医療から見た酪農の展開と乳牛の飼養
開始ページ: 技+429
執筆者: 岡田啓司
執筆者所属: 岩手大学
備 考: 執筆年 2010年
記事ID: c292105z
見出し
1.生産獣医療の目的と考え方・・・〔1〕
2.優良牛群の飼養管理
(1) 飼料設計の基本的考え方・・・〔2〕
(2) 乳期ごとの給与方法
3.高乳量指向の弊害・・・〔3〕
(1) 脂肪依存の飼料で肝臓障害が続出
(2) 高デンプン給与でルーメン発酵が悪化
(3) 粗飼料増給の壁・・・〔4〕
(4) 高泌乳と粗利益減少
4.これからの酪農形態・・・〔5〕
5.牛群の自己診断
(1) 乳検は貴重な情報源
(2) 自分でできる牛群診断
6.牛乳からわかる飼養管理の問題点と対策・・・〔7〕
(1) 乳量不良
(1)乳量の伸びが悪い
(2)初期の乳量が高く最盛期に低下
(3)泌乳最盛期にピークがない
(4)泌乳中期~後期に乳量が低下しない・・・〔8〕
(2) 乳脂率の異常
(1)第一の原因はルーメン微生物叢
(2)脂肪の過剰給与,低乳量牛への給与
(3) 乳蛋白率の異常
(1)ルーメンコンディションの悪化
(2)バイパス蛋白を増やしても解決しない・・・〔9〕
(4) 体細胞数の異常
(1)乳房炎のチェック
(2)肝機能の低下が原因の場合
7.繁殖不良の原因と対策
(1) 繁殖不良の悪循環
(2) 泌乳初期~最盛期のエネルギー不足
(3) ホルモン注射よりもエネルギーバランスの回復・・・〔10〕
(4) 初回発情は早いが,その後見えなくなる
(5) 泌乳中・後期に欲をだすとますます悪化・・・〔11〕
(6) 乾乳期の飢餓状態
(7) 乾乳期には体重を減らさない
8.人工授精の迷信・思い込み・・・〔12〕
(1) 適期判断が早すぎる
(2) 直腸検査の繰返しは授精に最悪
(3) 腟鏡による観察・・・〔13〕
(4) 授精器具の入れ方・・・〔14〕
9.飼料給与の間違いと代謝病
(1) 乳熱多発群
(1)乾乳期のエネルギー・蛋白不足,カルシウム過剰
(2)泌乳期の濃厚飼料過剰・・・〔15〕
(2) 第四胃変位多発群
(1)発症時期で原因は異なる
(2)前の泌乳期の飼い方が原因
(3) ケトーシス多発群・・・〔16〕
(4) その他の問題
(1)早すぎる助産
(2)子牛に与える乳
(3)乳房炎と栄養・・・〔17〕
キャプション
第1表 岩手県における優良牛群の選定基準
第2表 岩手県における優良牛群のデータの平均(2003年)
キーワード:産乳成績\繁殖成績\疾病発生状況
第1図 優良牛群の産乳成績の伸び
キーワード:乳量\乳脂肪率
第3表 岩手県内優良牛群の飼料給与法
第2図 乳検農家における年間補正乳量別の血液検査成績異常値摘発割合
第3図 尾根部ボディコンディションの評価基準
第4図 乳量や乳質も,牛の健康状態を知る大きな手がかりとなる
第5図 泌乳中・後期に欲をだすと,繁殖不良の悪循環にはまってしまう
第4表 発情の状態と授精適期
第5表 代謝病を発症させる飼料給与の問題点
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