『農業技術大系』畜産編 第3巻 岡山・内田+1~岡山・内田+16(ページ数:16)
繁殖経営=繁殖牛39頭 ○高蛋白飼料による,肥育で伸びる子牛の育成 ○納豆菌・乳酸菌・酵母菌活用で子牛の下痢を抑制 ○母牛への高蛋白飼料給与,良質な母乳で哺育 岡山県真庭市 内田広志(61歳)
開始ページ: 岡山・内田+1
執筆者: 編集部
執筆者所属: 農文協
備 考: 執筆年 2009年
記事ID: c283005z
見出し
〈地域と経営〉 ・・・〔1〕
〈技術の要点〉
1.肥育で伸びる子牛の高蛋白育成
(1)高蛋白飼料を離乳時4kgまで
(2)従来の「良い子牛」と違う見た目 ・・・〔2〕
(3)肥育で伸びない子牛の給与と見た目 ・・・〔4〕
2.子牛を伸ばす,下痢をさせない飼い方 ・・・〔5〕
(1)増頭でおさまらなくなった子牛の下痢
(2)納豆菌,乳酸菌,酵母菌をめぐらせる ・・・〔6〕
(3)練り噛みで消化促進,抵抗力もアップ ・・・〔7〕
3.ポリカの天窓で快適な「日光浴牛舎」 ・・・〔8〕
〈管理の実際〉 ・・・〔9〕
1.哺乳期-高蛋白飼料の増給
(1)下痢などの病気にかからせない
(2)早くからスターターに慣らす
(3)細断した良質粗飼料を与える
(4)先輩にえさ食いを指導させる ・・・〔10〕
(5)離乳1週間前にリングで去勢
2.育成期-良質粗飼料の多給 ・・・〔11〕
(1)濃厚飼料は4kgから増やさない
4kg以上に増やすから過肥になる
雌と発育のよすぎる去勢は減給
濃厚飼料は徐々に切り替えていく
(2)長く硬い草で腹を満たしてやる
短く軟らかい草から切り替える
長くて硬い草が時間稼ぎしてくれる ・・・〔12〕
ルーメンは長く硬い草で大きくなる
(3)150日齢で見た目が変わる ・・・〔13〕
草で胃袋だけが大きく膨れ上がる
尾枕がついても過肥とは限らない
3.母牛-基本は草+高蛋白 ・・・〔14〕
(1)母牛に子牛を大きく産ませたい
(2)草で腹を満たせば遅く産まれる
(3)高蛋白給与で良質の母乳を
(4)いい発情がくる,タネが留まる ・・・〔15〕
(5)放牧で手間もカネもかからない ・・・〔16〕
キャプション
第1図 子牛の飼料給与法
第1表 高蛋白育成導入前と導入後の子牛を肥育した枝肉成績(いずれも去勢で,内田広志さんの素牛)
第2図 肥育で伸びる子牛(8か月齢)の見た目
第2表 肥育農家・藤井健治郎さんの枝肉成績
第3図 藤井健治郎さんと枝肉
第3表 内田さんの子牛販売成績
第4図 濃厚飼料給与法と子牛の見た目,肥育仕上がりの4分類
第5図 哺乳期の子牛の糞
第6図 分娩時の稲わら敷き
第7図 ヤクルトサイレージ
第8図 離乳前からの練り噛み
第9図 ポリカーボネートの天窓
第10図 子牛用の飼槽
第11図 哺乳子牛舎の構造
第12図 哺乳子牛舎の内部
第13図 育成前期の草と後期の草
第14図 過肥の目安
第15図 母牛の給与管理
第16図 母牛(繁殖素牛)
第4表 産まれた子牛の雌雄比較
第17図 繁殖雌牛の放牧地(10ha)
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