『現代農業』1990年1月号 178ページ~187ページ(ページ数:10)

タイトル

消費税への怒りを真の税制改革へ結びつけよう(3)

こんなにある国際企業課税の不公平さ

「国際課税改革論」の提案

執筆者・取材対象: 富岡幸雄

見出し

●企業経営の国際化が進むなか国に税金を払わない大企業が存在◎世界を股にかける総合商社が法人税ゼロ◎税金を払わない大企業の存在を許す外国税額控除制度の欠陥●大改革を必要とする現行の外国税額控除制度◎控除の対象となる外国法人税の範囲があいまい◎国外所得をふくらませることで法人税はゼロに◎控除限度額の算定方式、一括限度方式にひそむ寛大さ◎企業にとって二重にトクなみなし外国税額控除制度◎極めて不徹底な竹下税制改革による外国税額控除の見直し◎ぜひ改革してほしい点を箇条書きすると●目に余るタックス・ヘイブン=税金天国を濫用した巨大企業の世界税金戦略◎税金天国(タックス・ヘイブン)が世界各地に点在◎タックス・ヘイブンを利用した多国籍企業の税金のがれの手口◎ここへきて目につくキャンプティブ(保険子会社)を利用した税金のがれ●極めて不徹底で、甘い日本政府によるタックス・ヘイブン規制◎規制の基準自体が大甘、大蔵省の考え◎「甘すぎる」という私の懸念を裏づけた最近の国税庁の通告◎甘すぎる基準を改めタックス・ヘイブン規制の強化を

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