『現代農業』1989年10月号 66ページ~83ページ(ページ数:18)

タイトル

たまった養分と上手につきあいながら施肥改善

執筆者・取材対象: 編集部松井俊弘蜷木翠後藤逸男小林宝治関祐二油井忠平小林宝治榛原農業研究会水口文夫

地域: 群馬県山形県高畠町静岡県榛原町長野県川上村山形県高畠町静岡県榛原町愛知県

見出し

●有機質を使うだけでは病気・障害はなくならない◎事件その1 堆肥中心なのに高pH、高EC(塩類濃度)畑に◎事件その2 連作障害で有機質肥料に切りかえたのに全面苦土欠症◎事件その3 有機質肥料の複雑さ◎事件その4 堆肥だけでは病気をなくせない●石灰貯金の下ろし方◎村の畑の平均pHが7.2! でも、驚くべからず!◎石灰貯金目標達成◎石灰貯金はカードで下ろす○貯金が下りていくようす○全面マルチ、ハウスなら10年以上も貯金で食える○かわりにカキガラの預け入れは不要●ケイ酸貯金募集中◎ケイ酸は土を団粒化し粘土を育てる○ケイ酸はたしかに大地でいちばん多い○ケイバン比を重視する小林さん◎カヤ、ススキ、イナワラ、ムギワラ施用が畑の粘土を育ててきた◎粘土は米俵をかついでいる◎ケイ酸貯金がないとチッソがあばれる●これからの施肥改善◎1 高pH畑からの脱却をめざして石灰、リン酸を中止しチッソも半減◎2 ケイ酸分の高い粘土と硫安で畑が直る◎3 注目すべき粘土、ゼオライトの活用◎アンモニアとカリの吸着力が強いゼオライト○緑肥で土づくり◎4 根まわりの環境をととのえて健全多収○根まわりの排水に心がけて根を老化させない○炭、木酢、灰の力で有効微生物をふやし腐敗菌をなくす

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