『現代農業』1987年10月号 220ページ~226ページ(ページ数:7)

タイトル

土壌病害、センチュウ害が増えるしくみ、減るしくみ 病は根から

体内栄養のアンバランスが根の分泌を変え病菌をふやしている

病気はすべて「栄養、病理複合障害」

執筆者・取材対象: 西尾道徳

見出し

●病気をおこすはずのない菌が一躍問題病害菌に 「不定性病原菌」が急増◎どこにでもいる弱い菌が連作障害原因として続々登場●環境変化に応じて自らを変え、力をつけていく菌の生命力◎新鮮有機物投入に適応する糖糸状菌◎突然変異で低温を好む菌株が出現◎嫌気でも好気でも生きぬく土壌細菌●新しい技術が病原菌がふえる環境をつくりだした◎非根圏土壌もまた病原菌の巣になってきた●施肥のし方が「病原菌をふやす作物の体質」をつくりだした 「栄養病理複合障害」の多発◎作物の分泌物が病原菌をふやす◎土壌消毒、過剰施肥が追いうちをかける●栄養代謝の乱れは根からの分泌を変え病原菌の世界を撹乱する●作物も犯されやすい体質に

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