『現代農業』1987年7月号 206ページ~213ページ(ページ数:8)

タイトル

税制改革へ緊急提言(3)

「直間比率の是正」でなく「現行税制の不公正の是正」が先決

所得税、法人税の税率の大幅な引下げを提案

執筆者・取材対象: 富岡幸雄

見出し

●国民の総反発によりついに廃案に追い込んだ「中曽根型悪平等売上税」●出直しの税制改革の論議に先立ち、売上税導入が挫折した要因を検証◎1 公約違反問題に象徴される密室・拙速主義による政治不信に対する国民の憤激◎2 課税理念と課税の仕組みがアイマイで複雑怪奇にして混迷した新税の実態◎3 「広く、薄く」という平等課税に傾き、水平的公平を強調しすぎ、垂直的公平の軽視◎4 直間比率の是正に名を借りて現行既存税制における不公平の是正の放棄●これからの税制の新しい改革論議にあたり考えておいてもらいたいこと

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