『農業技術大系』土壌施肥編 第8巻 佐賀・古賀+1~佐賀・古賀+15(ページ数:15)

実際家の施肥と土つくり>施設土壌の実例

〈第三紀層壌質〜粘質土壌〉キュウリ(抑制+半促成栽培) 課題:圃場整備後の排水不良の克服と塩類集積回避 栽培,生育:良苗。定植後の灌水をひかえて過繁茂を防ぐ 施肥:緩効性,速効性,液肥,硫安を組み合わせる 有機物:稲わら,鶏糞,ソルゴーのすき込み その他:暗渠施設,3年に1回の深耕,太陽熱消毒 佐賀県武雄市・古賀源一(46歳)

開始ページ: 佐賀・古賀+1

執筆者: 浦田丈一

執筆者所属: 佐賀県武雄農業改良普及所

備 考: 執筆年 1984年

記事ID: d0800280

見出し

〈土壌・施肥をめぐる課題〉 ・・・〔1〕
 1.地域の状況
   (1)地形・土質,栽培の歴史
   (2)収量・品質などに現われた問題点
   (3)土壌・施肥をめぐる問題と課題
 2.古賀さんの栽培法と土壌管理 ・・・〔4〕
   (1)経営,土質,作付けなどの特徴
   (2)収量・品質などの特徴 ・・・〔5〕
   (3)土壌管理の歴史と現状
    53年以前
    53年以降
   (4)栽培法のあらましと生育の特徴
〈古賀さんの土壌・施肥の診断〉 ・・・〔6〕
 1.生育観察による診断
   (1)土壌・施肥の良否が現われる生育場面
    育苗期
    定植〜活着期
    活着〜主枝摘芯期
    主枝摘芯〜収穫最盛期
    収穫最盛期以降
   (2)生育時期別の判断 ・・・〔7〕
    育苗期の判断
    定植〜活着期の判断 ・・・〔8〕
    活着〜主枝摘芯期の判断
    摘芯〜収穫最盛期の判断 ・・・〔9〕
 2.生育障害による診断 ・・・〔10〕
   (1)排水不良
   (2)作土層が浅く耕盤がある
   (3)有機物の施用不足
   (4)土壌の細粒化
   (5)土壌水分管理の不良
   (6)追肥や潅水間隔の急変
   (7)有機物や肥料の施用位置が浅い
   (8)施肥量の多すぎ
 3.作型ちがいと土壌・施肥
   (1)土壌管理のすすめ方のちがい
   (2)抑制,半抑制の生育と肥効のちがい ・・・〔11〕
 4.土壌の観察による診断
   (1)土壌分析の活用
   (2)土の観察などによる判断 ・・・〔12〕
    土をみて
    土にさわってみて
    圃場を歩くとき
    作業のなかで
〈土壌管理の考え方と実際〉
 1.土つくりの考え方と実際
   (1)有機物の利用
   (2)3年に1回の深耕 ・・・〔13〕
 2.圃場の準備
 3.施肥法の考え方と実際 ・・・〔14〕
 4.肥料と資材の見かたと選び方 ・・・〔15〕
    燐硝安加里811
    CDU555
    過リン酸石灰
    液肥544
    硫安
 5.今後の課題

キャプション

経営の概要
第1図 バックホーによる深耕
第2図 生育のタイプと土壌断面
   キーワード:農家A‐‐多収している\土色・土性\孔隙\粗密\透水\湿り\マルチ\バックホー\ミミズ\硬度計\農家B‐‐徒長的,側枝の伸びが悪い\べと病\うどんこ病\深耕ロータリ\農家C‐‐収量中ぐらい\農家D‐‐過密茂ぎみの生育
第1表 一層における土塊の粒径分布(風乾土)(昭和57年12月)
第2表 土壌診断結果(昭和57年8月)
   キーワード:除塩対策\白変葉
第3図 施設キュウリ圃場の状況
第4図 キュウリの作付暦
第3表 圃場の土壌の状態
第4表 施設キュウリ収量・品質の動向
第5表 床土の混合割合
   キーワード:牛糞堆肥\籾がら\ブロイラー鶏糞
第5図 活着した苗の姿
第6図 活着した姿
第6表 苗の目標
第7図 収穫開始期の生育目標
第8図 態勢決定期
   キーワード:抑制定植後約35日\半促成定植後約45日
第7表 普及所,農協による土壌分析要領
第8表 圃場準備の手順(深耕しない年)
   キーワード:ソルゴー\石灰\鶏糞\生わら\メチブロ\除塩
第9図 うねの土層断面図
第9表 施肥の量,時期,位置(300坪当たり)
   キーワード:苦土石灰\燐硝安加里811\過リン酸石灰\硫安\液肥544\CDU555
第10図 堆肥づくりの場所と状況

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