『農業技術大系』土壌施肥編 第3巻 土壌と活用VI+32の8~土壌と活用VI+32の18(ページ数:11)

土壌の性質と活用>VI 土壌汚染,環境問題と土壌管理>耕地と土壌汚染,環境問題

籾がら成形炭粉末による農薬の水田系外流出削減

開始ページ: 土壌と活用VI+32の8

執筆者: 高木和広

執筆者所属: 独・農業環境技術研究所

備 考: 執筆年 2003年

記事ID: d143002z

見出し

  (1) 水田からの農薬流出と生態影響 ・・・〔1〕
  (2) 水稲用除草剤の水田中での動態と流出メカニズム ・・・〔2〕
  (3) 薬剤の土壌表層からの脱着速度定数と土壌吸着係数の最適化 ・・・〔3〕
  (4) 農薬吸着資材の籾がら成形炭
   (1)その1 籾がら成形棒をつくる
   (2)その2 籾がら成形炭の製法 ・・・〔4〕
  (5) 籾がら成形炭の農薬吸着能
  (6) 籾がら成形炭粉末添加による農薬の脱着速度定数と土壌吸着能(係数)の制御 ・・・〔5〕
   (1)農薬の脱着速度定数の変化
   (2)農薬の土壌吸着係数の変化 ・・・〔6〕
  (7) 籾がら成形炭処理による水田からの除草剤流出削減量の推定 ・・・〔7〕
  (8) 籾がら成形炭粉末処理による系外流出削減実証試験
  (9) 水稲用除草剤の殺草効果に及ぼす影響 ・・・〔8〕
  (10) 今後の課題 ・・・〔9〕

キャプション

第1図 PCPF-1モデルにおける農薬の挙動プロセス
   キーワード:田面水コンパートメント/土壌酸化層(農薬供給層)コンパートメント
第2図 水田田面水中のIMSとPTC濃度の日変動
   キーワード:採水日/給水
第1表 籾がら成形棒の物性
第3図 籾がら成形棒
第4図 異なる焼成温度(左から500,650,800℃)で炭化した籾がら成形炭
第2表 籾がら成形炭(650℃炭化)の物性
   キーワード:炭素/ケイ酸/水分
第5図 籾がら成形炭の焼成温度と比表面積の関係
第6図 籾がら成形棒の比重と成形炭(650℃炭化)比表面積の関係
第3表 籾がら成形炭(650℃,500℃炭化)の各種除草剤吸着能(吸着係数)と土壌吸着係数
   キーワード:酸アミド系/トリアジン系/スルホニル尿素系/プレチラクロール/メフェナセット/シメトリン/ジメタメトリン/ベンスルフロンメチル/イマゾスルフロン
第7図 モデル水田系での成形炭粉末添加による除草剤の脱着速度抑制試験。左:粒径:0.25~0.5mm,右:粒径:0.5~1.0mm
第8図 モデル水田系での籾がら成形炭粉末添加による,田面水中のPTC濃度とPTC脱着速度定数の低下
第9図 籾がら成形炭粉末添加による土壌吸着係数(Kd)の増加
第4表 籾がら成形炭(650℃炭化)添加による各種除草剤の脱着速度定数と土壌吸着係数の変化
   キーワード:成形炭無添加/成形炭添加/プレチラクロール/ジメタメトリン/イマゾスルフロン
第10図 PCPF-1モデルを用いた籾がら成形炭処理による,水田からの除草剤(PTC,IMS)流出削減量の推定
   キーワード:流出量/表面流出(-成形炭)/表面流出(+成形炭)/地下浸透(-成形炭)/地下浸透(+成形炭)/除草剤散布後の日数
第11図 ハヤテ(R)粒剤散布1日後に水田ライシメータに散布した籾がら成形炭粉末
第12図 籾がら成形炭添加による水田ライシメータからの各種除草剤の表面流出量の削減
   キーワード:処理区流出水量/無処理区流出水量/処理区流出量/無処理区流出量/除草剤散布後の日数
第13図 籾がら成形炭粉末添加による,水田田面水中の各種除草剤(PTC,IMS)濃度の低下
   キーワード:成形炭処理区/無処理区/除草剤散布後の日数
第5表 籾がら成形炭粉末(650℃炭化,粒径0.25~0.5mm)添加による各種除草剤殺草効果の変動
   キーワード:除草剤量/成形炭量/ノビエ/コナギ/一年生広葉/ホタルイ/プレチラクロール12%乳剤/メフェナセット4%粒剤/ザークD(L)1キロ粒剤

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