『農業技術大系』畜産編 第2-2巻 1~18(ページ数:18)

乳牛>実際家の技術と経営

成牛60頭・育成50頭,有機放牧型・牛乳販売 北海道広尾郡広尾町・鈴木敏文

開始ページ: 1

執筆者: 鈴木敏文

執筆者所属: 北海道実際家

備 考: 執筆年 2023年

記事ID: c422201z

見出し

 1.わが家の酪農経営のあゆみ・・・〔1〕
  (1)酪農は祖父の代から
  (2)アメリカで1年半の実習
  (3)サルモネラ症で大打撃・・・〔2〕
  (4)予防が最大の治療
  (5)飼養方法改善の3つの柱
   (1)乾乳牛管理の見直し・・・〔3〕
   (2)カウコンフォートの実践
   (3)良質粗飼料の生産
  (6)改善の効果
 2.牛の健康を第一に考えた有機酪農へ・・・〔4〕
  (1)「健康」な牛とは違う?
  (2)土つくりで循環型の酪農経営へ
 3.有機酪農への具体的取組み・・・〔6〕
  (1)牛の口に入るものから変えていく
  (2)腸内細菌が活性化されているか?
  (3)活性誘導水の活用と効果
   (1)水道水に活性誘導水0.1%混ぜて曝気して飲み水に・・・〔7〕
   (2)青草のような牧草サイレージができた・・・〔8〕
   (3)糞が締まって量も減った
  (4)糞尿を宝にする・・・〔9〕
   (1)どす黒い緑色の草
   (2)尿の液肥化でマメ科牧草が増えた
   (3)ミツバチがやってくる堆肥に変わった・・・〔10〕
  (5)牧草地の改良・・・〔12〕
   (1)牧草がまずい
   (2)堆肥の投入がゼロだった
   (3)採草地の変化
   (4)草地更新する必要なし・・・〔13〕
   (5)甘い牧草ができ,配合が必要なくなった・・・〔14〕
  (6)鉱塩の代わりに手づくりの塩
   (1)1日50gの塩が必要
   (2)海水から塩をつくろう
   (3)満月の日に汲む・・・〔15〕
   (4)海水1tから塩20kg
   (5)牛が奪い合う塩ができた・・・〔16〕
 4.オーガニック牛乳の販売
  (1)牛乳を自分で売りたい
  (2)循環が見えてオーガニックを意識・・・〔18〕
  (3)命をつなぐ牛乳で次世代の命を育む

キャプション

経営の概要
第1図 搾乳牛は草地の一部で昼間放牧
第1表 有機酪農移行前後の経営収支(単位:万円)
第2図 カウコンフォートの一環で,敷料をこまめに整理するようにしたら,横になって反芻する時間が増えた
第3図 牧草サイレージづくり
第4図 えさは粗飼料が主体
第5図 生乳,グラスフェッドの牛肉,平飼い卵でJASオーガニック認証を取得した
第6図 嗜好性バツグンの牧草のロールサイレージ
第7図 腐植質抽出液の「活性誘導水」(20l,1万2,100円)
第8図 自動添加装置ドサトロンで活性誘導水を0.1%(1,000倍)飲み水に混ぜている(1頭1日当たり70ml)
第9図 オリーブ色のサイレージができ,嗜好性もすごくよくなった
第10図 搾乳牛(昼間放牧)の糞
第2表 鈴木牧場の成績
第11図 尿溜めの中
第12図 中に沈めてあるエアレーション(左)とエアポンプ(右)。雨よけは後付け
第13図 真冬に堆肥舎で撮影
第14図 堆肥(右)に入れている小豆や大豆などの規格外品や表皮など(左)
第15図 10月,マニュアスプレッダで堆肥を牧草地に散布
第16図 8月上旬,二番草の収穫
第17図 ギシギシ(タデ科)の葉をコガタルリハムシの黒い幼虫が食べ尽くしていた
第18図 すっかり食べ尽くされた葉
第19図 ギシギシが枯れた裸地にクローバが生えてきた
第20図 海水を釜で焚く筆者
第21図 この状態でほぼ完成した塩
第22図 鉱塩には見向きもせずに,海水から手づくりした塩を奪い合いように舐める牛
第23図 ノンホモ・低温殺菌(63℃,30分)牛乳の「十勝オーガニック牛乳」を持つ筆者
第24図 地域資源を生かした循環型酪農のイメージ
第25図 ノンホモジナイズ,低温殺菌の「十勝オーガニック牛乳」

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