『農業技術大系』土壌施肥編 第8巻 埼玉・鈴木+1~埼玉・鈴木+14(ページ数:14)

実際家の施肥と土つくり>露地畑土壌の実例

トウモロコシ輪作,暗渠・明渠,合理的な施肥でブロッコリーを安定生産 埼玉県深谷市・鈴木時男

開始ページ: 埼玉・鈴木+1

執筆者: 鈴木時男

執筆者所属: 埼玉県実際家

備 考: 執筆年 2017年

記事ID: d288003z

見出し

 1.連作障害を多角的に克服 ・・・〔2〕
  (1) 年2作のブロッコリー栽培で連作障害
  (2) 根こぶ病で薬剤防除,輪作,土壌改良
    薬剤防除
    輪作・休閑
    土壌の改良 ・・・〔3〕
    抵抗性品種
  (3) 堆肥は3年に1回,基肥も減らす
 2.産地の歴史,わが家の経営
  (1) 土管や瓦の原料になるような土壌
  (2) 養蚕産地からブロッコリー産地へ ・・・〔4〕
   (1)作業が簡単で機械化できる野菜
   (2)耕地整理で野菜つくりが本格化
   (3)農協一元出荷で野菜の品質が向上
   (4)新しい品種,栽培法,機械の導入
  (3) ブロッコリー主体にトウモロコシも ・・・〔5〕
 3.輪作,排水,堆肥利用の実際
  (1) 輪作でブロッコリー連作を回避
   (1)トウモロコシで残渣投入,深耕
   (2)ブロッコリーの器材・機械を利用 ・・・〔6〕
   (3)おとりダイコンで菌を封じ込め
  (2) 暗渠,明渠で排水性を改善
   (1)地下の排水には深谷の土管を ・・・〔7〕
   (2)土を練らない,明渠も掘る
  (3) 堆肥は少しずつ1作ごとに入れる
 4.ブロッコリー栽培の実際 ・・・〔8〕
  (1) 早生,中生,晩生それぞれの品種
    早生種
    中生種
    晩生種
  (2) 夏にまき,秋〜冬に収穫する作型 ・・・〔9〕
   (1)根鉢が少し大きなタイプで育苗
   (2)ジョロ,スプリンクラーで灌水 ・・・〔10〕
   (3)半自動定植機で悪い苗を除く
   (4)20〜25日ごとに中耕を2〜3回
   (5)病害虫は初期防除で確実に叩く
  (3) 冬にまき,春〜夏に収穫する作型
   (1)根鉢が少し小さなタイプで育苗
   (2)被覆を重ねて防寒,乾燥させない
   (3)定植前に圃場の温度を上げておく ・・・〔11〕
   (4)定植20日前後から少しずつ換気
   (5)ボトリングを起こさないよう注意 ・・・〔12〕
  (4) 施肥,うね立て,灌水,土壌診断
   (1)窒素よりもリン酸,カリに重点
   (2)うね立て,マルチ,土を乗せる ・・・〔13〕
   (3)畑の地下に灌漑用パイプライン
   (4)土壌診断の結果はねらいどおり ・・・〔14〕

キャプション

第1図 年間の作付け
第2図 大型重機による土地改良法の排水性
第3図 ブロッコリー秋冬作の草姿と花蕾
第4図 収穫したブロッコリーの花蕾
第5図 クローラー式パワーショベル
第6図 秋冬作ブロッコリーの作型(図中の数字は日付)
第7図 春作ブロッコリーの作型(図中の数字は日付)
第8図 無加温の育苗ハウス
第9図 プラグポットによる春作の育苗
第10図 春作ブロッコリーのトンネル栽培
第1表 秋冬作ブロッコリーの施肥設計(単位:kg/10a)
第2表 春作ブロッコリーの施肥設計(単位:kg/10a)

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