県西部で木曽三川に囲まれた、尾張水郷《おわりすいごう》地帯ではどこの家でも木製のすし箱(幅5寸、長さ7寸、深さ1寸5分)を持っており、なんぞごとのときや、祭りなどには箱ずしをつくります。昔かられんこんの栽培が盛んで、特に旧立田《たつた》村(現愛西《あいさい》市戸倉町)では今も特産で生産量は県内一……