第2巻 トマト


カラー

カラー口絵

基礎編

トマト=植物としての特性

原産と来歴

植物としての特徴

作物としての特性と分類

形態的特性

生理,生態的特性

生育のステージと生理,生態

I 発芽の生理,生態

II 栄養生長の生理,生態

 1.栄養生長の過程

 2.栄養生長の外的条件

 3.栄養生長の内的条件

 4.栄養生長の機構

花芽分化の生理,生態

花芽発育の生理,生態

V 開花,結実の生理,生態

 1.開花,結実の過程

 2.開花,結実の様相

 3.開花,結実の外的条件

 4.開花,結実の内的条件

 5.落花の機構

 6.開花,結実の機構

VI 果実の発育と成熟の生理,生態

 1.果実と種子の構造

 2.果実と種子の発育過程

 3.果実の成熟

 4.果実発育の外的条件

 5.果実発育の内的条件

 6.果実発育の機構

VII 収穫果の生理,生態

 1.果実の品質構成要素

 2.収穫期

 3.収穫果の外観的変化

 4.収穫果の成分の変化

 5.収穫果の変化の外的条件

 6.収穫果の変化の内的条件

 7.追熟,腐敗の機構

品種生態と特性

品種分化と特性の進化

環境と品種特性の相互作用

病虫害抵抗性品種の特性

経営のねらいと品種選択

経営のねらいと品種選択(北海道)

養液栽培と品種特性

品種特性と作型適応性・栽培のポイント

 大玉トマト

 中玉トマト

 ミニトマト

 調理・加工用トマト

苗の生育と育苗

播種と発芽

 種子の質と発芽促進処理

 種子消毒

 播種法と発芽

 発芽の不良の判断と対策

 地温・土壌水分と発芽

 種子の保存方法

育苗方式と育苗法

 各種育苗方式とその特徴・苗質と利用法

 育苗施設の選択と利用(ポット苗)

 作型と育苗方法の選択・ポイント(ポット苗)

 育苗方法(ポット苗)

 育苗条件と着花節位の変動,障害果の発生(ポット苗)

 夏場の高温の問題と対策(ポット苗)

 肥料の種類・タイプと施肥法(ポット苗)

 育苗の施設・資材(セル成型苗)

 育苗日数とトレイの選択(セル成型苗)

 温度管理と苗の生育(セル成型苗)

 肥料の種類・タイプと施肥法(セル成型苗)

 灌水方式と苗の生育(セル成型苗)

 再育苗(セル成型苗)

 育苗センターの育苗システム(セル成型苗)

 人工光・閉鎖型苗生産装置「苗テラス」の仕組みと活用法

育苗用培養土

 自家製培養土の素材とその特徴(ポット苗)

 自家製培養土のつくり方(ポット苗)

 市販培養土の利用(ポット苗)

 その他の培養土(ポット苗)

 培養土の種類,ポットの大きさと苗質(ポット苗)

 培養土の種類と特徴(セル成型苗)

苗の診断と苗質

 苗の生育診断のポイント

 苗の診断と追肥・灌水の判断

 育苗日数と苗質

 作型と苗質

 仕立て方と苗質

 失敗したときの手だて

 わき芽を苗に利用

 セル成型苗の苗質

 サニープラグ苗の苗質と使い方

台木と接ぎ木

 台木の種類・品種と生育特性

 台木の種類・品種

 台木と穂木の組み合わせ

 各種接ぎ木法の特徴とポイント

 接ぎ木ロボットのタイプと活用

本圃での生育と栽培

圃場の準備

 圃場条件とトマトの生育

 ベッドづくりの考え方

 隔離ベッドの利用

 うねなし,代かき・うねなし(硬い土壌)栽培での圃場準備と生育

 薬剤による土壌消毒の方法

施肥

 養分吸収の特徴と施肥の考え方

 肥料の種類・量と生育

 基肥の施肥方法と肥効の現われ方

 基肥と追肥の割合の考え方

 有機質肥料と無機質肥料が生産環境とトマト品質に与える影響

 有機物の種類と利用

 肥効調節型肥料の施用とトマトの生産性

 有機質肥料中心の施肥法

定植と活着

 栽植様式,密度,うねの方向

 マルチの種類と利用法

 定植時の環境条件と活着促進

 セル成型苗の直接定植

生育診断と草勢管理

 トマトの生育と生育診断

 葉による生育診断

 茎による生育診断

 花房による生育診断

 生長点による生育診断

 根による生育診断と根群管理

 温度管理の実態と考え方

 温度管理と生育,収量

 光合成と一日の温度管理(変温管理)の考え方

 変温管理と作型別温度管理の実際

 暖房方法と温度分布・生育

 生長点・花房付近の局所加温

 施設の形式,被覆資材・被覆方法と温湿度管理

 換気方法と生育

灌水

 第1段果房の果実が3cmになるまでの水管理

 生育後期の水管理

 隔離ベッドでの水管理

 灌がい用水の水質問題

 着果促進技術

 マルハナバチの利用

仕立て方・整枝と生育

 仕立て方・整枝法の考え方

 直立1本整枝法

 直立Uターン整枝法

 連続摘心整枝法

 斜め誘引整枝法

 つる下ろし整枝法

 各種整枝法

 摘心・腋芽摘み・摘葉

果実の発育と品質

 高品質化の要因と品質変動の制御

 糖度を左右する条件

 着色の進み方と左右する条件

 果実の大きさ・収量と糖度

 ミニトマトの房どり技術

 塩ストレス処理による果実品質の向上

収穫・出荷

 収穫適期の判断

 収穫後の品質変化と鮮度保持

 収穫果の振動特性と輸送性

障害と対策

生理障害の原因と対策

 生理障害の原因と対策

 異常茎の発生要因と対策

 葉先枯れ症の原因と対策

重要病害の原因と対策

 萎凋,立枯れ性病害の見分け方と対策

 新しいウイルス病

 黄化葉巻病と防除対策

 高接ぎ木法による青枯病総合防除

重要害虫とその対策

 主な害虫の特徴と対策

 主要害虫の天敵と天敵利用上の留意点

 最近問題の害虫と媒介ウイルス病

環境制御

環境制御から見たトマトの生理・生態的特性

CO2施用と湿度管理

オランダに学んだ環境制御の取り入れ方

土耕栽培での環境制御技術

温度統合の概念を利用したトマトの省エネ温度管理

低軒高ハウスで導入可能な低投資型の環境制御技術

環境計測機器とその活用方法

作型,栽培システムと栽培の要点

夏秋栽培

促成タイプの作型-九州タイプ

促成タイプの作型-関東タイプ

促成タイプの作型-ファースト型品種

抑制タイプの作型

ミニトマトの栽培

加工用トマトの栽培

養液土耕栽培

不耕起・平うねでの連続栽培

少量土壌培地耕-土を使った養液栽培

高糖度トマト栽培

 遮根透水シート利用の簡易な高糖度トマト栽培システム

 中玉・高糖度トマト(ミディトマト)の栽培

 ドレンベッドによる高糖度トマト栽培

 クッキング(加熱調理)トマトの栽培

 省力・軽作業の一段密植連続養液栽培

 少量培地耕の理論とDトレイシステム

 袋培地栽培システム

 遮根シートを用いた環境保全型栽培

 Qターン整枝栽培

 養液栽培による高糖度トマトの低段密植周年栽培システム

 独立ポット耕栽培

 培地バッグ栽培

 樽栽培

 低段・多段組合わせ栽培

 ソバージュ栽培

 ミニトマトの摘心側枝仕立て栽培

地域条件と栽培方式の選択・経営戦略

北海道地方

東北地方(福島県)

関東地域

東海地方

北陸・山陰地方(福井県)

西南暖地(四国南部,九州)

高冷地(岐阜県)

ベテラン農家に学ぶ栽培・作業の勘どころ

ハウス抑制栽培―千葉県・若梅健司(トマト栽培歴60年)

精農家のトマト栽培技術

ハウス桃太郎など・30年以上の連作ハウスで自根「桃太郎系品種」を栽培(ニシパの恋人)○作型の組合わせによる長期安定出荷,1.7haで反収10t以上 ○豊富な馬糞堆肥を活用した土つくり ○土壌診断に基づく施肥管理,土壌還元消毒,灌水管理北海道沙流郡平取町 (有)仲山農産
桃太郎8・夏秋トマトの吊り下げによる13段どり○溝施肥による樹勢維持 ○生育診断による水・肥培管理 ○主枝更新栽培や若苗定植による9月以降の良品質生産と収穫ピークの調節青森県五所川原市 開米直継(49歳)
加工用・寒地無支柱栽培(K系統)茎太・短節間仕立て,最少量の追肥で長期多収岩手県九戸郡軽米町 上沢邦男さん(38歳)
玉光デリシャス・加温越冬の高糖度節水栽培○味と食感にこだわったフルーツトマトの直売 ○灌水を抑えて味をのせ,病気減 ○有機質肥料で20年以上の連作宮城県大崎市 (有)デリシャスファーム 今野文隆(55歳)
桃太郎8・大規模フェンロー型温室による28~29段,年1作どり○大規模フェンロー型+ロックウール栽培システム ○夏の涼,冬の温暖気象を活かした10~6月年1作長期どり ○JA系統出荷主体に,関係機関一体となった販売宮城県宮城郡松島町 (有)サンフレッシュ松島
桃太郎ギフト・山間高冷・豪雪地における雪室利用の夏秋トマト栽培○化学肥料多投の反省から土つくりを見直して有機質肥料を導入 ○雪室予冷で電気使用量7割削減 ○黄化葉巻病など病害虫対策のために産地で苗起こし福島県南会津町 馬場孝法(56歳)
桃太郎8・大型フェンロー型温室による周年栽培○ハイガター栽培ベッドと複合環境制御を駆使した環境管理 ○新技術の導入と日本型栽培への工夫 ○フェンロー型温室によるトマト栽培の統一ブランド販売福島県いわき市 (有)とまとランドいわき
長期どりの3作型を組み合わせた周年出荷○病気の出にくい環境づくりで大幅な減農薬 ○代かき還元型太陽熱消毒でネコブセンチュウ防除 ○健全な作物体を維持する各種の管理手法茨城県鉾田市 伊藤健(55歳)
レディーファースト・水田地帯でのしめづくりによる高品質栽培○食味・食感を向上させるしめづくり栽培 ○太陽熱土壌消毒など耕種的防除と土つくり ○別規格による出荷,値決め販売などの新しい取組み茨城県龍ケ崎市 小泉一(64歳)
環境制御技術をとり入れた促成長期どり土耕栽培で収量30t/10a○CO2の日中施用,飽差管理,白黒ダブルマルチ,葉かきと仕立てなどで光合成促進 ○温度管理の見直しで,転流促進,結露防止 ○作業計画の作成,作業日誌の点検などで計画的な管理作業栃木県壬生町 小島高雄(61歳)・小島寛明(32歳)
マイロック・高軒高施設,ハイワイヤー誘引による促成長期栽培○低コスト耐候性ハウスを利用した土耕栽培 ○耕種的防除,健全苗の利用,生物農薬中心の防除体系 ○ブランド「赤い恋人」による契約取引の拡大栃木県栃木市 サンファーム・オオヤマ 大山寛
カンパリ・大規模高軒高ハウスによる年1作どり○大規模高軒高ハウス+ロックウール栽培システム ○房どり中玉トマトの9~6月長期どり ○トマトの加工と雇用創出による地域貢献栃木県下都賀郡大平町 (有)グリーンステージ大平
上下立体時間差連続栽培○高軒高ハウスの立体空間を利用した栽培システム ○外食業務用に向けた定時・定量生産と販売を実現 ○年間8作で45t/10aを達成(目標50t/10a以上)栃木県大田原市 (有)カンジンファーム
ごほうび・味で選んだ品種の不耕起栽培・Uターン整枝○不耕起栽培で土壌水分・冬場の地温維持,土壌病害を克服 ○購入苗をスノコ台の上で二次育苗 ○直立Uターン整枝で収穫段数増・品質向上埼玉県熊谷市 養田昇(80歳)
ハウス桃太郎・促成・半促成連続栽培○収穫中の促成トマトの株間に半促成の苗を定植 ○越冬長期作型の草勢低下を解決,収量・品質安定 ○樽栽培の導入で土壌病害虫を回避千葉県匝瑳市 大木信夫(56歳)
桃太郎J,ハウス桃太郎 越冬トマトの灌水同時施肥栽培○灌水同時施肥栽培で大玉・省力化・減肥栽培 ○2葉稚苗直接定植によって慣行6分の1の窒素に減肥栽培 ○施設内の灌水・施肥の均一化で健全な生育千葉県長生郡一宮町 富塚重雄
多彩な品種と作型を組み合わせた直売中心の施設土耕栽培○食味と耐病性を重視した品種選択 ○4つの作型を組み合わせて周年栽培 ○フルオープンハウスを導入して夏場も品質・収量が安定神奈川県藤沢市 井上和弘(50歳)
桃太郎ファイト,ハウス桃太郎・籾がら養液栽培○自家供給が可能な籾がらを培地にしたシステムを独自に開発 ○籾がら培地に合わせた培養液管理法確立 ○単肥の利用でコスト低減を実現石川県小松市 神田宏(53歳)
加工用トマト無支柱栽培(桔交413)計画的な水田輪作,堆厩肥中心の元肥を秋施用長野県松本市今井 前田保男さん(30歳)
イネ5年・トマト1年の輪作,鶏糞・もみ殻施用,省力栽培冷涼地露地夏秋どり栽培(サターン)長野県伊那市みすず 富岡安夫さん(60歳)
ハウス抑制栽培(桃太郎)○単収9.4t,A品率33%の高品質安定多収 ○ゴロ土による高うね,単条・有機元肥主体の土壌条件づくり ○通路灌水による水分コントロールで生育の安定化静岡県大井川町 増田昭一(59歳)
7月まき抑制栽培(桃太郎)○低地下水位の圃場で節水栽培する「濃縮トマト」 ○接ぎ木100%による強靱な根づくりで樹勢維持 ○リン酸の元肥と追肥主体の有機質(ボカシ)肥料施用静岡県小笠郡大東町 石谷功(56歳)
ガラス室抑制栽培(秋光など)遮光育苗-草勢調節による優良果多収技術静岡県清水市三保 柴清さん(59歳)
2~5月半促成栽培(東光K号)根の働き,光の活用を重視した安定多収技術静岡県志太郡大井川町 武藤寛さん(47歳)
ガラス室促成栽培(ファースト)土のドックでイネと輪作-接ぎ木栽培金網ベッドで厳密な水管理静岡県浜松市白鳥町 飯田久雄さん(47歳)
ファースト系品種・都市近郊の立地を生かし100t全量直売○培養液と水を分離できる少量高頻度灌水制御器 ○促成・半促成トマトに夏どりメロンの組合わせ ○雇用者の話し合いから生まれた多くのアイデア愛知県豊明市 横山賢一(55歳)
桃太郎シリーズ・抑制栽培,ファーストトマト・促成栽培○大型ガラス温室と養液土耕システムによるトマト・アールスメロン経営 ○品種と作型を組み合わせた周年出荷で労力配分 ○作物の吸収特性に合わせた肥培管理による塩類集積の回避愛知県渥美郡渥美町 中村弘吉(47歳)
スーパーファースト・ハウス抑制栽培(スーパーファースト)○1~8段果房まで大玉をねらう ○植酸資材で活力ある根づくり ○根の活力で連作障害を回避愛知県豊橋市 村田昭雄(53歳)
6~9月どりトンネル栽培(強力みのり)大苗定植-きめ細かな施肥技術で良果増収京都府船井郡園部町 谷晶憙さん(43歳)
調理用トマト・露地栽培○低コストで省力の「ソバージュ栽培」 ○株当たり収量をあげるための養水分管理 ○販売先に応じた単価・荷姿・出荷時期の工夫兵庫県篠山市 鎌塚忠義(33歳)
低段密植栽培(米寿)日照不足を温度,水でカバーする安定技術奈良県天理市 柳川幸司さん(43歳)
準高冷地夏秋どり栽培(強力東光)深耕-垂直根の生長促進-良果の安定多収技術岡山県川上郡備中町 田村豊和さん(36歳)
桃太郎など・雨よけ栽培○養液土耕栽培の導入で大幅な省力化と規模拡大を実現 ○基本管理の徹底で,反収14tを実現 ○日当たりや通風が良くなる吊り下げ方式で高品質トマト生産広島県神石郡豊松村 小田忠四郎
6段摘心側枝利用半促成栽培(東光K号)土の若がえり-ポット育苗による安定技術愛媛県今治市 豊島忠雄さん(40歳)
桃太郎はるか・西南暖地でのトマト長段どり栽培○長期どりを実現する緻密な草勢管理 ○自動開閉装置や遮光自動カーテンなどの導入で省力化 ○約50%の契約取引で価格安定を実現福岡県筑後市 猪口勝次
低軒高ハウス利用の複合環境制御による28tどり○既存のハウス利用を前提とした収量向上技術の組み立て ○ドライミスト,ヒートポンプ,除湿機未導入の簡易装備 ○低コスト,高い収益性,規模拡大で利益の確保熊本県八代市 宮崎正吾(60歳)・宮崎章宏(33歳)
桃太郎はるか・年内出荷に重点をおいた抑制加温栽培○トマト―メロン―水稲の輪作による連作障害対策 ○客土・有機物・太陽熱消毒による土壌健全化対策 ○地域一丸となったトマト黄化葉巻病対策熊本県八代市 山住昭二(52歳)
ハウス桃太郎・専作大規模経営(促成+抑制加温栽培)○幼苗接ぎ木で生産の安定と品質向上,省力化とコスト低下実現 ○2本仕立て栽培で労力を分散して雇用条件向上 ○黄色蛍光灯や防虫ネット設置,黄色粘着板などを導入で減農薬を目指す熊本県八代市 下崎昭徳
低段密植半促成栽培(東光K号)追跡調査=5年後の吉武さんの変化 労力不足,資材高騰に着実な装置化・省力化で対応福岡県浮羽郡吉井町 吉武正晴さん(39歳)
雨よけ夏秋どり栽培(強力米寿)イネと組合わせ2年ごとに圃場移動で安定生産,共同育苗大分県直入郡久住町 工藤直従さん(42歳)
ファーストパワー・養液栽培による一段密植栽培○年間通して糖度7度以上のトマトを届ける ○一段密植で年3回転,生育ステージ単純化でコントロールも容易 ○保水シート耕応用の高設栽培で作業も大変らくに宮崎県東臼杵郡門川町 曽川政司
抑制栽培(ミニトマト)○二重カーテン被覆栽培で長期収穫,高収益 ○ソルゴー栽培と深溝ふせ込みで土つくり ○草勢は強く,心止まり症はホウ砂5回施用で防止茨城県真壁郡真壁町 保科一夫(37歳)
越冬栽培(ミニキャロル)○PeSP苗利用で省力化を実現 ○強い草勢をコントロールする水管理,連結ポット仮植 ○じっくり肥効を実現する緩効性肥料,ピートモス利用千葉県山武郡大網白里町 河野晃雄(36歳)
促成栽培(ミニトマト)○連続摘心栽培により長期間良質多収を実現 ○深耕,溝施肥で根圏拡大 ○生育にあわせた施肥,灌水の工夫千葉県旭市 池田護(45歳)
ココ・8区画の圃場によるミニトマト周年栽培○排液を出さない養液管理システムを開発 ○直売を中心とした販売形態でジュースなど加工品にも取り組む ○大規模経営を支える雇用管理と働きやすい環境づくり愛知県碧南市 新美農園
キャロルクイーン,キャロルテン・IPM(総合的病害虫管理技術)によるミニトマト栽培○天敵昆虫の利用による化学合成農薬の使用量低減 ○土つくりと土壌消毒を兼ねた湛水式太陽熱消毒 ○草勢管理による病害に強い樹の育成徳島県阿波市 和田元治