北海道の主要病害虫>畑作>ジャガイモ

■被害・症例
害虫を選んでください。
 
Ⅰ.葉の症状
1.葉のへり・表面・内部が食害され、欠損ができる。へり・中央を大きく食べられ、葉はぼろぼろになる
2.葉のへり・表面・内部が食害され、欠損ができる。葉の片面だけを食べられるが、葉の生長により破れるこがある。6月中に表面がかじられ、数mmの円い孔が多数できる。3mmほどの青黒い甲虫がいて近寄ると跳びはねる。圃場のへりに多い
3.葉のへり・表面・内部が食害され、欠損ができる。葉の片面だけを食べられるが、葉の生長により破れることがある葉の裏面がかじられ、表面からは網目状に見える
5.葉のへり・表面・内部が食害され、欠損ができる。葉の内部を食べられ、やがて枯死斑ができる。潜った跡は、大きく袋状になる。蛹ときには幼虫も葉から脱出する
6.葉に欠損はないが、奇形・萎れ・生育不良がある。生育不良で、下葉の黄化や高温時には萎れがある。7月後半の根には0.5mmほどの黄色い粒が多数見つかる
7.葉に欠損はないが、奇形・萎れ・生育不良がある。生育の盛んな頂葉が縮むことがある。上からみても目立たないことが普通で、多発したときに下葉には水をかけたような光沢がある
a.黄緑色で体長は2mm強。6月は上位葉、7月以降は下位葉に散在
b.赤褐色で体長は約2mm。7月以降、花や下位葉に見つかる
c.暗緑色または黄色で、体長は約1.5mm。7月以降、下位葉に群生
Ⅱ.茎・塊茎の症状
1.株のうち1茎だけが萎れ、地際付近に孔や傷がある。茎の内部がかじられ、糞が見つかる
2.株のうち1茎だけが萎れ、地際付近に孔や傷がある。茎を切り倒される
3.塊茎に大きな穴、またはコルク化した傷がある。傷の深さは、その直径と同じくらいか、より浅い。傷の直径は数cm程度
4.塊茎に大きな穴、またはコルク化した傷がある。傷の深さは、その直径と同じくらいか、より浅い。傷の直径は1cm未満
5.塊茎に大きな穴、またはコルク化した傷がある。傷の深さは、その直径の数倍以上ある。傷の直径は5mm以上、幼虫は黄褐色で皮膚は硬い
6.塊茎に大きな穴、またはコルク化した傷がある。傷の深さは、その直径の数倍以上ある。傷の直径は3mm以下、幼虫は白色で皮膚は柔らかい
 

『北海道病害虫防除提要』(社団法人北海道植物防疫協会刊)より