中山道が通り、江戸時代には交通の要所だったさいたま市は、関東大震災で比較的被害が少なかったことから、東京のベッドタウンとして発展してきました。昭和35~45年当時は農家でなくても自家用の野菜をつくっている家庭が多く、ほうれん草も育ててよく食べた野菜です。葉物は小松菜よりもほうれん草の利用が多かっ……