古くは冠婚葬祭では黒米で炊いた色つき飯が用意されていました。やがてそれに代わって豆の煮汁で染めたもち米が赤飯としてつくられるようになりましたが、秋田では伝統的には「てんこ小豆」と呼ぶささげの一種(黒ささげともいう)を用いてきました。小豆は胴割れしやすいことから、切腹に通じて縁起が悪いとする説もあ……
県東部で京都府と接する丹波市でつくられる、もち米とうるち米を混ぜて炊いた赤飯です。名産の丹波栗と丹波大納言小豆がふんだんに入った自慢の一品で、巻きずしやさばずし、小芋の煮物などとともに秋祭りの食卓を飾ります。 秋祭りでは神輿《みこし》が町内ごとにまつられている氏神を回るので、当番に当たった家は、……