県の西北端で利根川、江戸川という大きな川が流れる野田市近辺で食べられる、上新粉のだんご入りの小豆がゆです。「でえしっけ」とも呼ばれます。味つけは塩味ですが、めいめいで砂糖をかけて食べる家もあるとのことです。 昔、農家は12月の4がつく日はワセ(早生)、ナカ(中生)、オク(晩生)大師といい、夜なべ……
甘い赤飯は、おもに北海道、東北地方の一部でつくられています。赤飯が甘いのは、北国の極寒の冬を乗り切るエネルギーを補給するための生活の知恵といわれています。また、砂糖が高価だった頃、祭りや盆で集まった人へのもてなしの心を甘い味に宿らせたのです。もち米が砂糖でツヤツヤ光ってもっちりとし、2、3日して……